3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月以上が経過しました。したがってアナリストによる業績や目標株価、さらに投資判断などの見直しも随分と進んだと思われます。こうしたなか投資のヒントでは決算発表後に目標株価の引き上げがみられる銘柄を取り上げてきましたが、今回は投資判断で強気が決算発表前に比べて増えた銘柄をリストアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

具体的には決算発表後に強気(強気とやや強気の合計)の投資判断が2人以上増えた銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしました。今回は3人以上増えたものがなくリストアップした銘柄の全てが強気が2人増加した銘柄となりましたが、例えばホンダ(7267)や日本通運(9062)では強気の評価が増えたことによって決算発表前に5割を下回っていた強気評価の割合が5割を超える水準に上昇しています。

決算発表後に強気(強気とやや強気の合計)評価が2人以上増えた主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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