3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月以上が経過しました。したがってアナリストによる業績や目標株価、さらに投資判断などの見直しも随分と進んだと思われます。こうしたなか投資のヒントでは決算発表後に目標株価の引き上げがみられる銘柄を取り上げてきましたが、今回は投資判断で強気が決算発表前に比べて増えた銘柄をリストアップしてみました。
具体的には決算発表後に強気(強気とやや強気の合計)の投資判断が2人以上増えた銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしました。今回は3人以上増えたものがなくリストアップした銘柄の全てが強気が2人増加した銘柄となりましたが、例えばホンダ(7267)や日本通運(9062)では強気の評価が増えたことによって決算発表前に5割を下回っていた強気評価の割合が5割を超える水準に上昇しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・9月最終週の日本株相場の特色
・日米通商協議やFOMC後のドル円次第で日経平均は年初来高値更新も
・10月、注目したいのは米・企業業績 状況次第では日本株は割安という判断も?(広木)
・日経平均年末予想
・来年の米利上げ回数は、2~3回:米政策金利の上限が一層鮮明に