今朝は明るい月と冬の星座が綺麗に見えていました。日中は昨日と違い暑くなるようですが、気温の変化が大きいので体調には気を付けましょう。株式市場も米国でハイテク銘柄が買い直されて堅調となり、再度高値を試す動きになるかどうかというところです。空売りが減少した銘柄も多く、買い戻し一巡感が出てくるかどうかというところでしょう。

昨年の10月のパターンとなるか、今年1月のようなパターンとなるか、はたまた、昨年11月や今年2月、3月のような乱高下となるかというところですが、昨年1月のパターンという雰囲気です。本日の相場で24,000円を大きく超えてくるような動きがあれば、昨年10月のパターンとなりそうですし、24,000円水準で上値が重くなれば今年の1月のパターンとみても良いと思います。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

昨日の大幅下落で昨年10月のパターンというよりは今年1月のパターンとなるものと思ったのですが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇しており、この動きについて行けるかどうかということなのだと思います。24,000円を超える水準でさらに買い戻しを急ぐ動きになるのか、あるいは逆に上値が重くなるのかということだと思います。

信用取引の売り(空売り)の残高が減少しているものも多く、買い戻し一巡感が強いということであれば、24,000円水準では上値が重くなると思います。為替が円安ですが輸出株は貿易問題などもあって買い難く、ハイテク株や自動車株の買い戻し一巡となるかどうかで相場全体の雰囲気も変わりそうです。

円安を好感する動きになるかどうかということも注目です。まだ日米の通商交渉もどうなるかわからず、輸出株は買い難いと思います。引き続き味の素(2802)や明治HD(2269)、山崎パン(2212)など出遅れ感の強い食品株に注目です。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。