日経平均   24,270.62 円 △ 24.86 円
≪東証一部≫
売買高    14億7,398万株
売買代金  3兆0653億2700万円
値上り銘柄数 1,061 銘柄
値下り銘柄数 957 銘柄
騰落レシオ(25日) 123.25 % ▼ 4.41 %
為替 1ドル=113.96 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米国ダウ平均が堅調となったことや円安を好感して買い先行となりました。ただ、寄り付きから買い戻しなどもあって買い戻し一巡となると今度は手仕舞い売りに押される展開となりました。下げ渋りはしたものの、ここのところ大きく買われていた日経平均に影響の大きな銘柄などを中心に手仕舞い売りに押されて冴えない展開となりました。

昼の時間帯には売り急ぐということでもなく、値持ちの良い展開となり、後場に入ると再度買い戻しや買い直しの動きが見られ堅調となりました。さすがに高値を抜けてさらに買い上がるということでもなく、22,500円水準を意識して売られた後ということだけに節目を意識すると上値が重く、上値が重いと手仕舞い売りに押されるということなのだと思います。最後は買い戻しで堅調でしたが、軟調となる場面もあり、調整感も出てきそうです。

小型銘柄もまちまち、手仕舞い売りに押されるものも多く見られました。東証マザーズ指数は大幅下落、日経ジャスダック平均は軟調、二部株指数は堅調でした。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もありました。ただ、断続的な動きとなるということもなく、方向付けるようなことはありませんでした。

指数に影響の大きな銘柄は手仕舞い売りに押されて冴えないものが多くなりました。ここのところの相場が少し変わった感じでもあり、買い戻し一巡となったのであれば、ここから調整となるのだと思います。まだ空売りの買い戻しが入るかどうか、空売りの状況次第ということでしょう。

●テクニカル分析

日経平均
かぶせ線や出会い線のような形です。つまりは上値の重い形ということでちょっとしたことで調整となる可能性も出てきました。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。