特定部位・疾病不担保とは

「異常妊娠・異常分娩による入院や手術は一定期間保障の対象とならない」という条件を、特定部位・疾病不担保といいます。この条件がついていても、「現在妊娠していますか?」以外の項目が「いいえ」であれば、異常妊娠・異常分娩以外の入院や手術では給付金を受け取ることができます。

妊娠中でも特定部位・疾病不担保の条件つきで加入できる医療保険の例は、オリックス生命保険「キュア」「新C U R ELady(キュアレディー)」で、妊娠月数に関わらず申し込むことができます。この保険では、正常妊娠で、オリックス生命保険での給付歴、妊娠以外の既往症、現在治療中の病気やケガがない方の場合、不担保の期間は1年です。N KS Jひまわり生命「フェミニーヌ」や、ライフネット生命の「新じぶんへの保険」「新じぶんへの保険レディース」も妊娠の状況により加入でき、特定部位・疾病不担保となります。

出産後は?

特定部位・疾病不担保の期間が経過していれば、異常妊娠・異常出産のときに、給付金を受け取ることができます。たとえば、特定部位不担保の期間が1年であれば、妊娠中に医療保険に加入しても、次のお子さんの出産時は保障の対象になります。医療保険の告知書には、「過去5年以内に7日以上にわたる医師の診察、検査、治療、投薬を受けたこと、または継続して7日以上の入院をしたことがありますか」や「過去2年以内に、入院をしたこと、または手術を受けたことがありますか」という項目がありますが、これに正常分娩は含みません。そのため、正常分娩をした方は、他に告知書に該当事由がなければ、無条件で医療保険に加入することができます。

出産後は、子どものために学資保険や自分の死亡保障を準備し、資産形成のために貯蓄性のある保険を検討してみましょう。学資保険は子どもが7歳前後までしか加入できないので、興味がある方は時期を逃さないようにしてください。

おわりに

医療保険の加入と給付は、妊娠・出産と深い関わりがあります。また、出産後はお子さんのための保険を検討してみてください。

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