日経平均 22,658.16 円 ▼ 182.96 円
≪東証一部≫
売買高 12億2,855万株
売買代金 2兆2700億0200万円
値上り銘柄数 709 銘柄
値下り銘柄数 1,313 銘柄
騰落レシオ(25日) 105.21 % ▼ 4.20 %
為替 1ドル=112.25 円
市況概況
米国株が軟調となったのですが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとしていたことや為替も円安気味ということで買い先行となりました。ただ、前日までの大幅高の反動もあって上値も重く、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されて冴えない展開となりました。中国人民元や中国株が下落となると連れて中国関連銘柄が売られ、じり安となりました。先物にまとまった売りも見られて指数を下押す要因となりました。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押されるものも多く、後場に入ると一段安となりました。いったん下値を試して戻りかけても日銀の買いも期待できないということで戻っては売られという状況で下値を切り下げるような動きとなり、結局は昨日の上げを打ち消すような下落となりました。
小型銘柄は先物などに影響されるということでもなくまちまちでした。東証マザーズ指数は軟調となりましたが、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調でした。先物はTOPIX型を中心にまとまった売りが散発的に見られて指数を下押す要因となりました。冴えない動きになるとさらに売られるという感じで指数を大きく下押す要因となりました。
単純bに手仕舞い売りに押されたということなのでしょうが、日経平均に影響の大きな銘柄に信用取引の売りが積み上がっていなかったことで買いが入らず指数が大きく下押す要因となりました。買い戻し一巡から再度手仕舞い売りに押されるものも多く、当面は下値を試すことになり、底堅さが確認されても戻りは鈍いと思います。指数は方向感に乏しく海外市場動向に反応するということになるのでしょう。
●テクニカル分析
日経平均
再度75日移動平均線を下回ってしまいました。雲にはサポートされるのでしょうが、すぐに75日移動平均線を回復しないと冴えない展開が続くということになりそうです。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。