日経平均 22,091.18 円 △ 80.40 円
≪東証一部≫
売買高 14億1,753万株
売買代金 2兆7273億0700万円
値上り銘柄数 1,283 銘柄
値下り銘柄数 729 銘柄
騰落レシオ(25日) 93.54 % ▼ 1.96 %
為替 1ドル=112.64 円
市況概況
米国株は軟調でしたが底堅さも見られ、為替も落ち着いていたことや夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となっていたこと、前日の大幅下落の反動から買い先行となりました。ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは手仕舞い売りも多く冴えない展開となりTOPIX先物の売りが断続的に見られたこともあって軟調となる場面もありました。中国株の上げ下げに連動して右往左往する相場でしたが、前日の反動が期待された割には冴えない展開となりました。
昼の時間帯に中国株が堅調となったこともあって先物の買い戻しも入り戻りを試す動きになりました。後場に入ると売られ過ぎ感が強いということもあってさらに上げ幅を広げて行きましたが、中国株が冴えない動きとなったことや節目と見られる22,200円水準で上値の重さが確認されたということもあって売り直され、上げ幅縮小となりました。ただ、さすがに昨日の大幅下落の反動もあり、買い戻しを急ぐ動きなどもあって高値圏での保ち合いとなっていたのですが、最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となりました。
小型銘柄は戻りの鈍さを嫌気して手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調となりました。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って軟調でした。先物はまとまった買いは少なかったのですが散発的にまとまった売りが出て指数を下押す場面も見られました。方向付けるような断続的な動きでもなかったのですが、売り急ぐ場面も見られ、指数を押さえる要因となっていました。
前日の下落の割には冴えない展開となりました。特に売り急ぐ材料もないのですが、買われる材料もないということでちょっとした売が出ると大きく売られるという感じで上値も重くなりました。さすがに売られ過ぎ銘柄も多く、指数絡みでの売り以外は少ないので、引き続き戻りを試す動きも期待できそうです。
●テクニカル分析
日経平均
雲の水準まで戻りませんでしたが、下ひげ線となり、明日も高くなるようであれば、戻りを試す動きになるものと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。