MMD研究所は、株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第16弾として「スマートフォンでの決済に関する調査」を実施致しました。

【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ QRコード決済の認知度は51.6%、うち利用者は1.9%
■ スマートフォン決済サービスの認知は85.0%、うち最も利用しているサービスの上位は「おサイフケータイ、LINE Pay、Apple Pay」
■ 電子マネーの認知度は96.4%、うち最も利用している電子マネーサービスの上位は「Suica、PASMO、nanaco」
■ 電子マネー、スマートフォン決済サービス非利用者が利用しない理由「セキュリティが不安」が最多

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

QRコード決済の認知度は51.6%、うち利用者は1.9%

スマートフォンを所有している東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住の20~40代の男女1,336人を対象に、日常の買い物・飲食店または旅行先などで利用している決済手段について聞いたところ(複数回答可)、「現金」が92.4%と最も多く、次いで「クレジットカード」が69.0%、「電子マネー」が45.7%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

スマートフォン所有者(n=1,336)を対象にQRコード決済について聞いたところ、「利用している」が1.9%「利用したことはあるが、現在は利用していない」が5.4%「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」が17.5%「聞いたことはあるが内容はよく知らない」が23.4%「利用を検討している」が3.4%となり合わせると認知度は51.6%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

スマートフォン決済サービスの認知は85.0%、うち最も利用しているサービスの上位は「おサイフケータイ、LINE Pay、Apple Pay」

スマートフォン所有者(n=1,336)に、スマートフォンの決済サービスについて聞いたところ「知っている」と回答した人は85.0%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

続いて、スマートフォンの決済サービス利用者(n=100)を対象に、最も利用しているサービスを聞いたところ、「おサイフケータイ」が30.0%と最も多く、次いで「LINE Pay」が21.0%、「Apple Pay」が20.0%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

スマートフォン決済サービス利用者(n=100)に、どこで利用しているかを聞いたところ(複数回答可)、「コンビニエンスストア」が47.0%と最も多く、次いで「オンライン決済」が38.0%、「レストラン・飲食店」「スーパーマーケット」18.0%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

スマートフォン決済サービス利用者(n=100)に、利用した理由を聞いたところ(複数回答可)「会計がスムーズに済むから」が56.0%と最も多く、次いで「ポイントが貯まるから」が53.0%、「時間短縮ができるから」が34.0%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

電子マネーの認知度は96.4%、うち最も利用している電子マネーサービスの上位は「Suica、PASMO、nanaco」

スマートフォン所有者(n=1,336)を対象に、電子マネーについて聞いたところ、「知っている」と回答した人は96.4%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

電子マネー利用者と前問で知っている電子マネーサービスを選択した人(n=611)を対象に、最も利用している電子マネーサービスを聞いたところ「Suica」が38.1%と最も多く、次いで「PASMO」が20.0%、「nanaco」が12.4%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

続いて、電子マネーサービス利用者(n=611)を対象に、利用している場所を聞いたところ(複数回答可)、「交通機関」が63.5%と最も多く、次いで「コンビニエンスストア」が 59.1%、「スーパーマーケット」が22.4%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

さらに、電子マネーを利用している主な端末を聞いたところ「カード」が58.6%と最も多く、次いで「スマートフォン」が37.2%、「ガラケー」が0.7%となった。

最後に電子マネーが便利だと思う点を聞いたところ(複数回答可)「会計がスムーズ」が69.2%と最も多く、次いで「ポイントが貯まる」が53.7%、「小銭を持たなくて済む 」が50.4%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)
QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

電子マネー、スマートフォン決済サービス非利用者が利用しない理由「セキュリティが不安」が最多

電子マネー、スマートフォン決済サービスを利用していない人を対象に利用意向を聞いたところ、プリペイド式の電子マネー非利用者(n=725)では「利用したい」が19.4%「やや利用したい」22.2%で利用意向は41.6%となった。同様にスマートフォン決済サービス非利用者(n=1,236)に決済サービスの利用意向を聞いたところ「利用したい」が13.9%「やや利用したい」16.0%と合わせて29.9%となった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

次に、電子マネーを利用したくないと回答した人(n=119)を対象に、利用したくない理由を聞いたところ(複数回答可)「セキュリティが不安だから」が29.4%と最も多く、次いで「登録が面倒だから」が28.6%、「悪用されると不安だから」が23.5%となった。

続いてスマートフォンを利用した決済サービスを利用したくないと回答した人(n=375)を対象に、電子マネー同様に理由を聞いたところ(複数回答可)「セキュリティが不安だから」が44.3%と最も多く、次いで「悪用されると不安だから」が40.3%、「スマートフォンの紛失・故障が怖いから」が37.3%となり、電子マネーサービスと比較するとスマートフォン決済サービスの方がセキュリティ面で不安を感じる人の割合が多かった。

QRコード決済の認知度
(画像=MMD研究所)

執筆者:セノオ アキコ

※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

(提供:MMD研究所