4.4兆円を運用する「ハーバード大学基金」 世界同時株安だからこそ考えたい「資産防衛戦略」とは?
(画像=ZUU online)

「ベイビー、それは究極の資産防衛戦略なのさ」スパイダーマンの仮装をしたストラテジストがそう言った。友人宅で催されたハロウィンパーティの出来事である。このところ世界同時株安が続いたこともあり、パーティでは「資産防衛」の話題で盛り上がるひと幕があった。そこで彼が主張した究極の資産防衛が「大学基金の資産運用術」である。

スパイダーマンが「資産防衛」について熱く語る光景は恐ろしくシュールであったが、実際彼の主張は的を射ている。ウォール街では大学基金の資産運用は英知の結集と評価する向きもあり、また富裕層からも一目置かれる資産防衛戦略でもある。

今回は名門中の名門であり、米国の最高学府と称されるハーバード大学の「エンダウメント運用ポートフォリオ」の解説を交えながら、個人投資家でも構築可能な資産防衛についてリポートしたい。