日経平均 22,269.88 円 △ 19.63 円
≪東証一部≫
売買高 12億3,161万株
売買代金 2兆1529億8900万円
値上り銘柄数 887 銘柄
値下り銘柄数 1,142 銘柄
騰落レシオ(25日) 84.92 % △ 2.35 %
為替 1ドル=114.04 円
市況概況
米国株が軟調、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られていたことから売り先行となりました。それでも特に売り買いを急がせるような材料もないなかで寄り付きの売りが一巡となると年金資金のような買いが入って切り返し、堅調となる場面もありました。それでも先週末の終値を上回ると手仕舞い売りも出て上値も重く、方向感に乏しい展開となりました。
昼の時間帯もいったん堅調となる場面もあったのですが、結局は上値も重く、後場に入るといったん上値を試すような動きもあったのですが、買い切れずにすぐに息切れとなり、指数は狭い範囲での保ち合いとなりました。積極的な売り買いの材料にも乏しいということで閑散小動きとなりました。
小型銘柄先週の戻り歩調から一転して手仕舞い売りに押されるものが多くなりました。東証マザーズ指数は大幅下落、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いも少なく、目先の小掬い商いが中心ということで方向感を出すことも指数を動かすこともありませんでした。
大きなイベントが通過し、決算発表もだいぶ出そろって来ているので、手掛かりに乏しいということです。ただ、好決算ながらも売られた銘柄等を見直す動きもあり、堅調な地合いが続きそうです。一方で、米国の貿易問題やロシア疑惑など諸々懸念材料も多く、積極的に上値を買い上がるということでもなく、保ち合いが続くのではないかと思います。
●テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線を抜けきれません。さらに上値も重くなってきそうで、いったん下値を試す動きもありそうです。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。