ホームパーティーは、親しい友人やお世話になっている人を招いた、重要な社交の場です。ビジネスとしてはもちろん、パートナーや家族を大切にする人にとって、一緒に過ごす貴重な時間でもあります。実際にホームパーティーを開く際には、ゲストの視点に立って計画することが有意義な時間を作るためのカギとなります。

フォーマルよりカジュアルが喜ばれる

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(画像=Rawpixel.com/Shutterstock.com)

アットホームな空気の中で、料理や会話を楽しめるのがホームパーティーの最大の長所です。リンナイがホームパーティーに興味のある20~60代男女を対象として行った調査によると、フォーマルな雰囲気で豪華な料理を楽しめるホームパーティーよりも、カジュアルな雰囲気でおいしい料理を楽しめるホームパーティーを好む人が圧倒的に多いという結果が出ています。また、料理だけでなく、会話が弾み、気軽に楽しめる場であることも重要です。

ホームパーティーのメインは、食事と参加者同士の会話です。料理がおいしくなかった、会話が弾まなかった、帰りにくい雰囲気だった、といったパーティーでは、せっかく参加してくれたゲストによい印象を残せません。

自分ならばどのようなホームパーティーに招かれたいか、楽しく過ごせたパーティーはどこがよかったのかなど、理由を考えることが喜ばれるパーティーを開催するためのコツとなります。

ホームパーティーを開く際のポイント

ホームパーティーは、自宅ならではの温かいおもてなしと、ゲストがくつろいで過ごすためのスマートな準備が大切です。パーティーを開くことが決まったら、日時や人数の確認だけでなく、以下のような点に気を付けて計画するといいでしょう。

●パーティーのテーマ決め

何のためのホームパーティーなのか、どんなイメージで開催するのかをあらかじめ整理しておきましょう。大きな契約のお祝い、銀婚式、送別会など、趣旨によってパーティーの内容をアレンジする必要があります。室内の飾り付けや、テーブルセッティングに統一感を持たせるために、テーマカラーを決めるのもいいでしょう。

最近では、料理をする会や貴重なワインの試飲会などが富裕層、知識層に流行っています。ただ出席するだけでなく、参加型というのはこの時代に合っているのでしょう。

●予算を考える

ホームパーティーとはいえ、子どもの誕生日会と会社の記念行事では、食事や飾り付けも大きく異なります。ゲスト一人あたりの予算を考えてみましょう。会費制にする場合、友人同士のカジュアルな会ならば8,000円程度を目安とするのがよいでしょう。会費制のパーティーでは、手土産は遠慮するなど配慮が必要です。

●食事のスタイルは?

食事は購入や持ち寄りにするのか、業者を呼んでケータリングにするのか、ホストが自ら料理をするのか、料理をする場合はどの料理をどのような手順で提供するのか、など、それぞれのスタイルについてシミュレーションします。料理を並べるためのテーブルや食器も確認しておきましょう。

また、立食のビュッフェスタイルなのか、完全着席なのか、というのも重要なポイントです。飲み物は各種アルコールに加え、ソフトドリンクと氷も十分に用意しておきましょう。

●ホストの当日の過ごし方

ホームパーティー当日のホストは、主役であると同時におもてなしをする役目も持っています。ゲストが到着したら、笑顔で出迎えてウェルカムドリンクをすすめ、初対面同士のゲストがいれば積極的に紹介するようにしましょう。

その場で料理をする場合、キッチンにいる間はゲストと会話をすることが難しくなります。できれば前もって準備できるものや、できあがったものを取り出すだけのオーブン料理のみにするなど、ゲストをほうっておかないような工夫が必要です。

ホームパーティー成功のために

来てくれたゲストに楽しい時間を過ごしてもらうためには、入念な計画と準備が欠かせません。今回挙げたポイントのほか、プロのサービスを利用した掃除、ゲストに応じたBGMの選定、ちょっとしたお土産など、少しずつ準備を進めましょう。パーティーに満足してもらえれば、ゲストとの距離がさらに縮まるはずです。(提供=JPRIME

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