日経平均 19,327.06 円 △ 171.32 円
≪東証一部≫
売買高 13億8,826万株
売買代金 2兆2883億0800万円
値上り銘柄数 1,831 銘柄
値下り銘柄数 254 銘柄
騰落レシオ(25日) 68.49 % △ 2.85 %
為替 1ドル=110.41 円
市況概況
米国市場が休場となるなかで昨日の大幅下落の反動から買い先行となりました。夜間取引の日経平均先物が堅調となっていたこともあり、買い戻しを急ぐ動きで買い気配から始まるものが多く見られるなど大きく買われ、一時大幅高となって節目と見られる19,500円水準まで戻す場面もありました。ただ、さすがに買い戻し一巡後は今度は逆に手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、日経平均は前場の安値での引けとなりました。
昼の時間帯は買い戻しも見られ先物は切り返す場面もあり、後場に入るといったん買いが先行、戻りを試す動きも見られました。ただ、指数に影響の大きな銘柄に手仕舞い売りが出ると日経平均はマイナス圏に沈み、一時19,000円を割り込むなど冴えない展開となりました。ただ、引けを意識する時間帯からは指数に影響の大きな銘柄を中心に買い戻しが入り、再度戻しかける場面も見られるなどちょっとした売り買いに右往左往する展開でした。結局最後は買い戻しが優勢となって日経平均もプラスとなりましたが配当落ちもあって上値の重い展開でした。
小型銘柄は値ごろ感からの買いもみられて総じて堅調となりました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って大幅高となりました。先物は散発的にまとまった売り買いが見られましたが大きく方向感を出すような断続的な動きにならず、指数に連れて右往左往するという感じでした。最後は買い戻しが入り指数を押し上げましたが、持高調整の売り買いが中心となっていたものと思われます。
大幅下落の反動からしっかりとした戻りも期待されましたが、冴えない展開となりました。最後は買い戻しも入りましたが、配当落ちもあって冴えない展開でした。すっきりと戻さないところが今の相場の地合いの悪さを示しているものと思われ、米国離れとなるかどうかが注目されますが、目先の需給での動きが続き相場全体とすれば右往左往して落ち着かない相場が続きそうです。
●テクニカル分析
日経平均
大きな十字足、「波高き足」ということで波乱が続くこともありそうです。昨日の大きな陰線の後ですから、明日大きな陽線が出るようであれば底入れ反転が期待されます。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。『ユーチューブチャンネル』も人気!
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。