ビールやハムといった定番の贈り物の人気は相変わらずですが、せっかくならば、受け取った相手もあっと驚く、なおかつもらって嬉しい一品をセレクトしたいところです。そのチョイスとなりえるのが、高級ティッシュ「十二単」です。世界一効果なボックスティッシュとしてギネス記録にも認定された十二単とは一体どのような商品なのでしょうか。

着物の重ね着からインスピレーション

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(写真=FutureL/Shutterstock.com)

日用品として使用頻度が高いとはいえ、通常のティッシュ箱を送るわけにはいきません。しかし、この十二単には1箱1万円(税込み)という値段が付けられ、日用品のティッシュという枠を超えて贈り物にふさわしいグレードです。

世界一高価なティッシュ「十二単」を世に送り出したのは、大昭和紙工業株式会社。1940年創業の同社は、これまでにも紙に色付けをしたカラーティッシュを販売してきた実績があります。そのノウハウを最大限に活かしながら、日本古来の服装文化である着物の十二単からインスピレーションを得て、新たな商品開発を進めて誕生したのが十二単です。

着物の美意識を日用用品であるティッシュに落とし込むため、幾度となく試行錯誤が繰り返され、商品の開発が進められました。着物の十二単の鮮やかな色合いを再現すべく色付けされたティッシュは、桜、緋、蘇芳、橘、菜の花、若緑、苗色、常磐緑、わすれな草、瑠璃、桔梗、藤の12色が特製の箱に収められ完成しました。

ひと箱の中には、144組288枚のティッシュが収められていますが、1枚引き抜くごとに、次にどのような色目のティッシュが登場するのかわくわくさせられます。その完成度の高さは、まさに芸術の域に達しており、実際の商品を手にすれば、1万円という値段にも納得です。通常のティッシュ箱であれば、生活感が漂ってしまいますが、高級感漂うこの十二単は、箱からのぞく鮮やかな色合いが、部屋のインテリアとしても遜色ないくらい、生活空間で存在感を放ちます。

世界一の値段とその色使いに目を引かれてしまいますが、もちろんティッシュとしての性能も素晴らしく、ほのかに香りづけられ、きめ細やかです。柔らかく、上質な肌触りは高級品にふさわしく、ティッシュであることを忘れさせてくれるほど。見た目よし、使い心地も良しとなれば、非の打ち所がありません。

贈り物としてのティッシュ箱市場を開拓

2014年3月の発売以来、世界一高価なティッシュ箱として注目を集めてきた十二単ですが、そのクオリティと価格から、贈り物としてのティッシュ箱の市場を開拓するのにも貢献してきました。

色鮮やかな商品は、一見女性から多くの支持を集めそうですが、大昭和紙工業が十二単の購買者の分析をしたところ、女性よりも男性の購入者の方が多いというデータがはじき出されました。つまり、仕事でお世話になった上司や取引先などへの贈り物として十二単が活用されている姿が浮かび上がります。

普段自分では買わないけれども、興味をそそる一品を受け取ったときのインパクトは絶大です。世界一高価なティッシュ箱「十二単」には、その潜在性があり、何を送ったらよいのか迷っている場合には、選択肢の1つとして考えてみるのも賢明でしょう。インパクト絶大の贈り物によって、お世話になった人への気持ちを示すことができるとともに、気の利いた贈り物をしてくれた方として相手の記憶にとどめることも期待でき、ネットワーキングにも役立ちそうです。(提供:JPRIME


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