本日は東京でも雪がちらつくと天気予報で言っていましたが、寒い日が続いています。株式市場も年初の暴落でどうなることかと思いましたが、一気に切り返しているという状況です。ただ、昨日の上昇でも個人投資家の参加が少ないような気がしますし、もっと戻らないことには元気の出ない投資家も多いのではないかと思います。

今年の相場も年初から波乱となってはいるのですが、ここはしっかりと基本に戻って割安銘柄で売られ過ぎたものの売りが止まったところで買うということで良いのだと思います。高くならないと買えないということでなく、高値から少し下がったから買っておこうというのでもなく、単純に考えて割安銘柄で売られなくなったから買おうという投資で良いと思います。ただ、安くなっても業績面から割高となっているものは戻りも鈍くなると思います。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

年初の暴落もあったのですが、すぐに立ち直った感じです。少しは落ち着いてきたということですが日本市場は相変わらず米国次第という展開で、米国株が高ければ割安感が強い銘柄等に買い直しの動きも出てくるということでしょう。ここから米国株が売られる場面でも割安銘柄に底堅さが見られるかどうかが注目されます。

米国株が安いからといって特に業績面もみずに売られていた銘柄が買い直されているのですから、修正高が続きそうです。日経平均自体は影響の大きな銘柄の一角がさえない展開となっているので上値も重いという感じなので、引き続き指数に関係なく売られ過ぎた銘柄の買い直しが続くというように見ておいて良いのだと思います。

ソニー(6758)やTDK(6762)、村田製作所(6981)などのハイテク銘柄の戻りは続くものと思います。売られ過ぎの修正が続くので、三菱UFJ(8306)など銀行株や三菱商事(8058)などの商社株の戻りも期待されます。また、昨日はディフェンシブ銘柄の一角が軟調でしたが、割安感から見直されるものも出てきそうです。引き続き百貨店株も注目です。

村田製作所(6981)はまだ底値圏での保ち合いが続いています。割安感が出てきており、底堅さを確認しての戻りも期待されます。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。『ユーチューブチャンネル』も人気!

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。