楽天の会社概要

楽天は、人と社会をエンパワーメントする世界一のインターネット・サービス企業を目指す事を掲げている会社です。創業者の三木谷浩史会長は、銀行員時代、MBAを取得するためにアメリカに留学した際、同級生が起業するのに啓発され自分も起業しようと思い、楽天を立ち上げたそうです。

起業するにあたって、まだ当時は珍しかったインターネットがこれから成長してくるだろうと目をつけ、オンラインショッピングモールの「楽天市場」を設立しています。始めた当時は、誰もこの新しいビジネス案に取り合ってくれなかったということですが、楽天は、順調に成長を続け、2000年4月ジャスダックに上場し、最近、東証一部へ鞍替えしました。

楽天の事業と成長

楽天は、「楽天経済圏」と称し、ネットとリアル世界のビジネスをつなげる仕組みも作ろうとしており、楽天トラベル、楽天銀行、楽天証券。結婚紹介所、野球団など様々な企業を買収して大きくなっています。楽天は、業績だけでなく新しい取り組みや行動で常に、世間からの注目を集めることが多い会社でも有名です。

ネットの薬販売の導入、楽天のグローバル化に伴う、社内公用語の英語化等、新聞やニュースの話題にかかせない事も多いです。楽天イーグルスが優勝したのも記憶に新しい方も多いと思います。

創業者の三木谷氏は、常に挑戦するベンチャー精神を会社の中で持ち続けているようです。書籍革命が起こるとされている電子書籍に目を向けて、カナダの電子書籍会社のコボを買収し、アマゾンよりも早く電子書籍の販売を行うことで注目を集めました。

日本では有名なLINEですが、世界ではあまり知名度は高くないようです。そこにも目をつけたのかLINEと同じような機能で、世界的に知られているViberの買収をした時も話題になりました。

そしてつい最近では、エアアジアとの出資を行うなど、買収の規模も国内から海外へと広げているようです。どこまでも拡大していく楽天ですが、米アマゾン、中国のアリババなど世界の競合他社にはまだまだ差があるようです。