2019年1月29日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週の取材の際、焦点はポンド相場といったが、前回同様、今回も引き続き同じ状況だ。今週はイベントの多い週となっており、中でも31日(木)日本時間午前4時のFOMCが最注目だ。今回のFOMCではバランスシートの縮小を中止するかもしれない。またそれに向けての議論がどの程度進んでいるのかを確認しなければならないため、FOMCが非常に重要となる。その結果でマーケットが動くのでメジャー通貨はFOMCの結果をみないことには動けないだろう。現在は、ポンドクロスが最もわかりやすい動きとなっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

マーケットが注目しているもう一つの材料として、本日29日(火)にはEU離脱法案の代替案の採決がある。色々な法案が同時に採択されるが、ブレグジットの期限である3月29日の延長をEUに依頼する法案があり、これが通ればブレグジット交渉は延期されるので(もちろんEU27ヵ国の同意が必要)、その場合ポンドはポジティブになる。ユーロ/英ポンドにおいては、0.8600~0.8620ポンドが直近の安値だが、ここを割り込んでくると、0.84、0.83ポンド方向が視野に入ってくる。引き続きポンドに注目したい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。