先々週からスタートした3月決算企業の中間決算発表は先週から本格化しています。こうしたなかTOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークとなりました。しかし、2月に入ってもまだまだ多くの企業が決算発表を予定しており、先週末もTOPIX500採用銘柄で40社近い企業が決算を発表しています。そこで今回は2月1日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
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そのなかで株価の上昇が目立ったのが伊藤忠テクノソリューソンズ(4739)やHOYA(7741)などで、第3四半期の業績が堅調だったことから決算発表後に買いを集めました。一方で通期の売上高の見通しを下方修正したソニー(6758)が大きく下げたほか、通期の営業利益の見通しを引き下げたジェイテクト(6473)やトヨタ紡織(3116)でも決算を受けて株価が大きく下落しています。

決算集計(2月1日発表分) 決算集計速報
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先々週からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算はTOPIX500採用銘柄に限ると31日がピークとなりました。しかし、今週も多くの企業が決算発表を予定しています。明日はカルビー(2229)やスズキ(7269)、伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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