2月4日、スマートフォン決済サービスを提供するPayPayは、昨年末に実施した「100億円あげちゃうキャンペーン」 の続編となる「第2弾100億円キャンペーン」を2019年2月12日から実施すると発表した。
注目されるのはPayPayの発表を受けて、株式市場でも大きく反応する銘柄が見られたことだ。家電量販店大手のビックカメラ <3048> は、PayPayの「第2弾100億円キャンペーン」発表直後の13時05分に1354円と前日比6.4%高まで急上昇、その後は利益確定と見られる売りに押され1288円まで下げて引けるなど荒っぽい変動となった。一方、コンビニエンスストア事業等の持株会社ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> は同日の12時40分時点で1万2770円と前日比2.1%安であったが、ビックカメラが売られると上昇に転じ14時48分には1万3370円まで買われる場面も見られた。
本コラムでは1月7日、『2019年の話題を集めそうなテーマ「4選」』を配信、そのテーマの一つとして「キャッシュレス決済」を取り上げた。同コラムではキャッシュレス決済の主導権争いについても言及したが、早くもPayPayが「プラットフォーマー」の座に王手をかけようとしてるのだろうか? 関連銘柄の動向を交えながらリポートしたい。