アップル、「iPhone連動クレジットカード」を発行? 中国市場での巻き返しとなるか
(画像=ZUU online)

2月21日、アップルとゴールドマン・サックス・グループ(以下、ゴールドマン)が個人向け金融サービス事業「iPhone連動クレジットカード」の発行を計画していることが伝えられた。同日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)が複数の関係者の話として報じている。

報道によると、今回の提携は両社にとって新たな収益源を開拓する狙いがあるという。ゴールドマンは2016年にクレジットカード債務の借り換え向けのオンライン融資サービス「マーカス」を始動させており、アップルとの提携でiPhoneユーザーを同サービスに取り込みたいとの狙いがあるようだ。後段で詳述するが、アップルについても不振が続く中国市場で「巻き返しの起爆剤となるかもしれない」(トレーダー)と期待を寄せる向きもある。

もっとも、ウォール街の市場関係者からは「米中貿易協議が先行き不透明な状況では手放しで歓迎出来ない」「アップル復活を期待するのは早計」と慎重な意見も少なくない。米中貿易協議は、アップルとゴールドマンが提携するプロジェクトとどう関係するのだろうか? 詳しく見てみよう。