2019年3月6日11時時点に西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日5日(火)のNY市場では、ポンペオ米国務長官のコメントが話題となった。「完璧なディール」を確保できない限りトランプ米大統領は合意に背を向けるとコメント。「うまくいかないのであれば、われわれは声高に抗議を続ける」と付け加えて、中国当局に対して圧力をかけた形。米国株は大きな動きはなし。NYダウは小幅安となった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

英政府がEU離脱で事態打開見込まずとの報道でポンドが反落。コックス英法務長官とバルニエEU首席交渉官との会談でEU離脱問題の打開があると、英政府は見込んでいないとの報道で、ポンドは日中安値を更新。英ポンド/米ドルは一時1.3097ドルまで下落した。結果、英ポンド/円も下落しているが、米ドル/円はほとんど調整なく、一時112.14円まで上昇した。3月期末を控えて、機関投資家のドルの買い遅れが目立ち、米ドル/円の下値余地は限定的。戦略としては米ドル/円の押し目買いで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。