2019年3月14日(木)Market Talkの内容
●日本株の買い時は?
今世界的に景気が悪化しているが4‐6月にボトムがくるのではないか。企業業績もそのあたりがボトムとなりそうだ。4‐6月期の決算発表は7月下旬から始まるが、それを待たずに4‐6月で株価は底入れして反転していくだろう。4‐6月はすごく悲観的なムードが高まると思う。買い時という意味では4‐6月を一つの大きなターゲットとして見ている。
●鉄鋼株に注目しています。
良いと思う。昨年売られたこのような景気敏感の素材関連銘柄は今年後半の景気回復局面では買われる業種の一つだと思う。
●日経平均は、上がったり下がったりでなかなか22,000円を抜けませんが、今後の見通しはいかがでしょうか?
ひとつは4月に外国人の買いが戻るか、ということだ。4月は例年外国人投資家の大量買い越しという季節性がある。恐らく例年通りでいけば4月は外国人買いが復活してそこで抜けるのではないか。あとは新元号が発表されて気分も新しい時代に向かう、また景気の底打ち感や、米中通商協議が決着するといったことが22,000円抜けのきっかけになるだろう。
●為替は当分こんな感じでしょうか。
為替は当分こんなかんじだろう。なぜなら金融政策が動かないから。今日から日銀金融政策決定会合があるが当然動きようがない。ヨーロッパも動かない、アメリカも動かない、だから日本も動かない、結局金融政策が動かない以上為替も動かない、ということだろう。
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広木隆(ひろき・たかし)
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
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