2019年4月16日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在、ボラティリティが猛烈に低い状態が続いている。それには色々な理由があるだろうが、この傾向はしばらく続きそうだ。相場そのものが動かないためボラティティ(=オプション)を売ることで利益を得ている人が多く、そのことが余計に膠着状態を継続させている。米ドル/円が高いところで堅調なのもそういった理由でクロス円も同じくだ。動かない場合は高金利通貨を買って、低金利通貨を売るキャリーポジションが理にかなっているため、どうしてもそういうポジションがたまりやすくなる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ボラティリティが低い状態はしばらくは続きそうだが、パターンとしてはその後溜まったところで一気に円高に行くというのが通常の流れだ。現時点ではそのタイミングがいつかは明確ではないが、大きく動くとしたらダウンサイド。そのため、その動きが出るタイミングを待ちたい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。