かつて日本企業は世界でもトップクラスの競争力を持っていた。しかし今では、世界で通用するハイテク企業は大きく減っている世界の時価総額ランキングで100位以内に入るのはトヨタ自動車(37位、21.2兆円)のみである(2018年末時点)。

日本のIT企業の時価総額はもっと小さい。IT業界トップがキーエンスであるが、世界全体での時価総額順位は155位、2位のソニーが世界では156位である。時価総額上位10社の中で、純粋な戦後生まれはキーエンスとホンダのみである。これが日本株が不振である理由の一つである。