2019年5月15日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

まず、仮想通貨ではリップル(XRP)が暴騰。ビットコインの暴騰に対して出遅れ感があったが一気に追随してきた流れに。現在ビットコインは88万円で高止まりしている。昨日14日(火)の米国株は反発。4カ月ぶりの大幅安となった前日13日(月)の流れから持ち直した形だ。持ち直した要因はトランプ米大統領がさまざまなコメントで株の沈静化をはかったこと。まず、トランプ米大統領が「適切な時期が来れば中国と取引する」とツイートしたこと、もうひとつは米金融当局に緩和策を注文したことだ。トランプ米大統領は、中国が関税による経済への悪影響を相殺するために対策を講じるだろうとして、米金融当局に「同等の措置」で対抗するよう求めた。激化の様相を呈する貿易戦争に金融当局を動員したい考えだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプ米大統領は昨日14日(火)、「中国は現在失いつつあり、また今後失うであろうビジネスの穴を埋めるため、いつものように国内のシステムに資金を供給し、おそらく金利を引き下げるだろう」とツイッターに投稿。「米金融当局がそれと『同等の措置』を講じれば、ゲームオーバーだ。われわれが勝利する!いずれにせよ、中国は取引を望んでいる!」と記した(出所:ブルームバーグ)。米国株の下落はいったん沈静化。米ドル/円、日経平均とも戻り待ち。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。