2019年5月31日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日30日(木)の米国債は続伸。10年債利回りは一時2.21%と、1年8カ月ぶりの低水準にまで下落した。NY原油先物は大幅続落。マーケットは依然として神経質な動きの中、米国株は月末を控え3日ぶりにわずかに反発。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日31日(金)は月末。(ファンダメンタルズ、ヘッドラインとは別に)月末のリバランスにより為替は乱高下する傾向にある。今回のリバランスはドルの買い戻しになるのではないかとのマーケットの噂通り、米ドル/円でのドル買いが目立ち、米ドル/円は昨日30日(木)、109.93円まで上昇。110.00円にはオプションからのドル売りが並んでおり、ブレイクできずに反落し、109.62円でクローズした。ドル金利の低下傾向も変わらず、米ドル/円の戻りは限定的だ。スタンスは米ドル/円の戻り売り継続で臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。