2019年7月4日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日3日(水)の米ドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅な下落となった。米長期金利の低下を背景に107.50円台までドル売りが先行。NY市場では米株価指数が揃って史上最高値を更新する中、107.80円台に持ち直したが前日終値には僅かに届かなかった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

上値の重さは本日4日(木)も残る公算が大きいだろう。株高の背景が米利下げ期待である以上、円安圧力がドル安圧力を上回る事は考えにくい。週初の108円台への「上マド」とその後の反落を踏まえると、108円台前半では戻り売り意欲が強まると考えられる。もっとも、本日4日(木)は米国が独立記念日の祝日とあって下値模索の動きにもなりにくいだろう。市場参加者が限られる上に材料も手薄で、アジアや欧州の株価が値崩れを起こす公算も小さい。本日4日(木)の米ドル/円は107円台後半を中心に小動きの展開が続きそうだ。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。