2019年7月16日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日16日(火)午前中、先ほどもそうだったが米ドル/円は108.10円近辺まで上がったが、やはりつぶれてしまう。昨日15日(月)も東京市場は休みだったが、同じようなレベルで頭を抑えられてしまった。そのため、108円ミドルや108円後半で買った人達が、ロングポジションを手仕舞いたい意向だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジは107.00~109.00円。揉み合いを続けながらも上値の重たい週となりそうだ。方向的には引きつけて戻り売りから入りたい。以前3日(水)に107.54円付近で止められているため、107.50円が切れる前に、一旦、108円台でショートを利食って、107.50円が割れてからまた売り直しをするなど、ケアした方がいいかもしれない。ショートが変に107円台でまた溜まり過ぎると108円のミドルまで持って行かれてしまうので、方向性は売りでありながらも、しっかりと利食って回転させることが望ましい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。