激務なコンサルタントでありながら、不動産投資家として本業の年収の何倍もの金額を稼ぎ、〝億超え〟の資産を築く。連載『資産〝億超え〟の兼業投資家が教える「時間レバレッジ」のかけ方』では、石川貴康さんがいかにして時間を生み出し、資産を増やし続けているのかを実例を交えて紹介してもらう。

第3回まではいかに仕事をアウトソーシングするか、自分の代わりにやってくれる人を探し育てるか、を紹介してきたが、アウトソーシングを究極まで突き詰めても自分でやらなければいけない作業は存在する。それらをどのようにして効率化するかが、時間レバレッジ術のネクストステップとなるのである。

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仕事でも日常でも、何事も何度も繰り返すことなら1回で済まして、再利用すべきだ。時間は限られている。何度も同じことをしている暇はないのだ。繰り返し作業は1回で済まして繰り返し利用できるようにして、時間を作り出そうではないか。筆者が行っている「何でも一度で済ませる」5つの仕事ハック術を紹介する。

  1. ワイシャツや靴はオーダーメイド
  2. コンサル業務をテンプレ化
  3. 作業の手順をマニュアル化、チェックリスト化
  4. モノを探す時間をなくす整理整頓法
  5. 投資を仕組み化

ワイシャツは仕立てることで、気持ちよく、リーズナブルに

時間レバレッジ04
(画像=PhotoShopping/shutterstock.com,ZUU online)

かつて私はワイシャツ選びに苦労していた。首の太さと腕のバランスが悪いので既製服が合わないからだ。探すのが大変だし、ないことも多い。時間の無駄だ。そこで、私はワイシャツを仕立てることにした。ワイシャツを仕立てるのは、時間が節約できる。

仕立てる際に1回だけ好みのデザインを伝えてしまえば記録が残るので、次回からわざわざ伝えなくてよい。サイズも残るので、私の首と腕の長さの記録が残る。新たに仕立てるときは変化をチェックし、あとは「前回と同じデザインで」と言えば済む。1回伝えてしまえば、気に入ったデザインで毎回作ってくれるのだ。

値段が高くつくのではないか、と心配される向きもあるかもしれないが、じつは既製服とそんなに変わらない。安いと5000円くらい、高級な生地を選ぶと1万円から3万円くらいだ。仕立て代はこの金額に含まれている。既製服では柄はいいがサイズがない、サイズはいいが柄が気に入らないということがある。迷っている時間がもったいない。少し上乗せするだけで、そうした手間や時間を購入できると考えればかなり安く、利用しない手はないだろう。しかも仕立てたワイシャツは体にフィットして気持ちがいい。

ワイシャツだけではない。私はスーツも仕立てている。さすがに靴は無理だが、靴は自分にフィットする木型を見つけたので、毎回、その靴屋で決まった木型の靴を買う。スーツも靴も自分の好みに合った、自分のサイズのものがすぐ手に入る。

何度も繰り返すことなら1回で済まして、再利用すべきだ。時間は限られている。何度も同じことをしている暇はないのだ。繰り返し作業は1回で済ませて、繰り返し利用できるようにして、時間を作り出そうではないか。

コンサル業務をテンプレート化する方法