2019年8月6日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

テクニカルよりも「トランプツイート」で動く相場となってしまっている。米国の対中制裁関税第4弾と為替操作国認定は、ますます米中関係の解決の糸口がなくなっている状態だ。このままだと108円台は遠く、簡単には戻れないのではないかと思ってしまう。ここからは米中貿易摩擦問題以外にも、ブレグジットや、夏休みも控えている。また来週のお盆休みに入る前に、本邦輸出企業が今週中にリーブオーダーを置いていくだろうが、休み中何もつかなかったら、休み明けの19日(月)に売ってくるだろう。それも含め方向的には下がメインとなる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは105.50~107.80円。戦略としては、基本、ひきつけて戻り売り。この予想レンジであれば、107円台は売りと考えるものの、そこまで戻らない可能性もあるため、106円台の後半では売ってもいいレベルかもしれない。いずれにせよ売り先行で臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。