2019年9月26日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日25日(水)は、日銀のマイナス金利深堀り観測で5年債利回りが史上最低を更新するなど中短期ゾーンの本邦長期金利が低下。一方、トランプ米大統領の米中協議に関する楽観発言や、ウクライナ疑惑に絡む弾劾リスクの後退で米国債利回りは全面的に上昇した。こうした中、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のFedウォッチが示す米10月利下げ25bp(0.25%)の市場織り込み度合いは53%前後に低下している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は日米金利差拡大を背景に107円台後半へと反発。米中通商協議を巡るネガティブ材料が出なければ108円台の回復も見込めそうだ。108円台を回復できれば、先週高値の108.48円前後を目指す動きが強まる事も考えられる。短期サポートは20日移動平均線が通る107.39円前後と見る。なお、本日26日(木)のスポット応答日(決済日)は四半期末の9月30日に当たる。ロンドンフィキシング(日本時間24時)の前後などに不規則変動が起きる可能性があるため注意が必要だろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。