2019年10月15日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在の米ドル/円のチャートの形をみると下値が固くなってきたか、という感じだ。見方によっては108.50円付近でのトリプルトップにみえなくもない。がしかし、一度上に抜けてきているためダマシのようにも思える。ただ、流れ的に109円近くまで上値追いをする可能性が出てきているため、ここがトリプルトップになるのかどうかは、もう少し見極めが必要だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは106.85~109.10円。今週は揉み合いで方向感がはっきりしないが、底打ちをして107円割れが固くなっているようだ。レベル的に108円台前半などは売らずに、押し目を買いから回してみたい。現在、21日移動平均線が107.71円付近を、90日移動平均線が107.45円付近を指していることからも、107.50円にかけて押し目の買い場を探したい。その後107円ちょうど近辺まで下がったらもう一度買って、106.80円を割れた場合はロングは一旦打ち切り。そのレベルまで行った際には、何か別の材料が出ていると想定している。引き続き米中貿易交渉やブレグジットには注目しておきたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。