2019年10月16日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週紹介した「英・アイルランド首脳会談、離脱合意へ『道筋』見えると一致」したとの報道をきっかけに、合意ある離脱の可能性が急速に高まり、マーケットではポンドの買い戻しが進んでいる。昨日15日(火)の為替市場では、英国と欧州連合(EU)との離脱協議の「土壇場の妥協」と、EU臨時首脳会議開催の可能性の報道でポンドは続伸。また「前向きな交渉が行われた結果、英国の領土である北アイルランドの国境問題の可能な解決策が得られた」と英国、EU双方の関係者が話しており、離脱協議で合意が具体化しつつあるようだとテレグラフ紙は報じた(出所:ブルームバーグ)。

現在の為替相場の戦略やスタンス

報道を受け、英ポンド/米ドルは一時1.2800ドル付近まで急騰している。先週10日(木)の英ポンド/米ドルの安値は1.2206ドルのため、わずか4営業日で600pipsの急騰となった。個人的にも「なんらかの合意がなされるのではないか」との見方を変えていない。今週、高値を連日更新しているので高値追いはできないが、英ポンド/米ドルの押し目買い継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。