2019年12月10日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は、明後日12日(木)に英国の総選挙、15日(日)までに制裁関税の決定と、非常に大きなイベントを控えている。これらイベントの結果で、大きく動くことになるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

2つの注目イベントのうち、まず英国の総選挙に関しては、与党・保守党が勝利するものと想定されているが、それでも実際に勝利した際には、ポンドの上昇があるだろう。しかしながら、ここまでポンドはかなり買われてきており、セル・ザ・ファクトのような動きになる可能性も強いので、そこは注意が必要だ。次に対中制裁関税についてだが、こちらはいつ発動されるか不透明なため、準備のしようがないが、やはり関税の引き上げが決まった際には株や為替市場への影響は大きいだろう。マーケット内では、実施の想定はされておらず、8割くらいの確率で引き伸ばされるとみられている。制裁関税の先延ばしとなれば、リスクオン的な動きで米ドル/円も堅調という動きになるだろうし、制裁関税適用となると、今はほぼ動かない米ドル/円だが、2円程度の衝撃はあるかもしれない。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。