ポルシェ・マカンに380psを発生するV6ツインターボエンジンとローダウン化したシャシーを採用した「GTS」モデルが登場!
ポルシェ ジャパンは1月15日、2019年モデルでアップデートを果たしたミドルサイズSUVの改良新型マカンに、高性能バージョンの「マカンGTS(Macan GTS)」を新設定し、同日より予約受注を開始した。車両価格は1038万8889円に設定。発売日は後日発表するという。
改良新型マカンGTSのパワーユニットには、2つのターボチャージャーをシリンダーのV型の内側に配するセンターターボレイアウトとした、2894cc・V型6気筒DOHCガソリンツインターボエンジンを採用する。最高出力は380ps/5200~6700rpm、最大トルクは520N・m/1750~5000rpmを発生。出力は先代に比べて20psほど向上した。組み合わせるトランスミッションは専用セッティングの7速PDKで、駆動システムにはポルシェトラクションマネージメント(PTM)4WDを採用。性能面では、最高速度が261km/h、0→100km/h加速が4.9秒(オプションのスポーツクロノパッケージを組み込んだ場合は4.7秒)を記録する。
エンジンの高出力化に合わせて、シャシー面も強化される。懸架機構には電子制御ダンパーシステムであるポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)を組み込んだうえで、車高を標準モデル比で15mm低く設定。また、オプションでアダプティブエアサスペンションも用意し、装着車は車高がさらに10mm低くなる。一方、足もとには20インチのRSスパイダーデザインホイール(サテンブラック)を標準装備。制動機構には大径化したベンチレーテッドディスク(前Φ360mm×36mm/後Φ330mm×22mm)に、タングステンカーバイドコーティングを施したポルシェサーフィスコーテッドブレーキ(PSCB)を採用した。
エクステリアについては、エアインテークやエアブレード、サイドブレードなどをマットブラック仕上げとしたスポーツデザインパッケージを標準装備したことがトピック。また、大型の空気導入口を配するとともにワイドな造形としたフロントセクション、ポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)を組み込んだティンテッドLEDヘッドライト、ハイグロスブラック仕上げの"GTS"ロゴ、4灯のブレーキライトを統合した立体的なティンテッドLEDテールライトおよびシームレスなテールライトストリップ、ブラックで仕上げられたディフューザーと4本出しのスポーツテールパイプなどを採用し、マカンGTSならではの個性とスポーティ感を強調する。ボディサイズは全長4686×全幅1926×全高1609mm/ホイールベース2807mm、車重は1910kgに設定した。
インテリアに関しては、ドライビングに集中できるコクピットを創出するとともに、プレミアムな素材を随所に取り入れたことが特徴だ。レザーインテリアパッケージを装備し、加えてシート中央部とセンターコンソールリッド、ドアアームレストにはアルカンターラを、ドアパネルにはブラッシュドブラックアルミニウムを採用してスポーティさとエレガントさを演出。また、レブカウンターやドアエントリーガード、フロントシートおよび左右リアシートのヘッドレストには"GTS"ロゴをあしらった。一方、ステアリングにはスムースレザー仕上げのマルチファンクションGTスポーツステアリングホイールを装備。前席には8段階調整式のGTSモデル専用スポーツシートを装着する。さらに、GTSレザーのカーマインレッドまたはクレヨンのステッチの設定、さらなるアルカンターラ生地の拡張なども実施した。先進機能も豊富に採用。アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシスト、リアビューカメラおよびサラウンドビュー機能付きパークアシストなどを装備している。
(提供:CAR and DRIVER)