テレビCMでもおなじみの「ライフネット生命」。同社の契約者数は2010年度で約6万件だったところ、2019年度の9月時点では33万件を超えており、多くの人から選ばれていることがわかります。現在、ライフネット生命はシンプルな保険を5つ販売しています。本記事では、具体的な保険の内容についてそれぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ライフネット生命の保険一覧

ライフネット生命,評判,保険
(画像=PIXTA)
保険の目的 保険の名前
万が一に備える 定期死亡保険 かぞくへの保険
ケガや病気に備える 終身医療保険 じぶんへの保険
終身医療保険 じぶんへの保険 レディース
特に長く働けなくなる状態に備える 就業不能保険 働く人への保険
特にがんに備える    がん保険 ダブルエール

ライフネット生命が販売する保険は上記の5つだけです。「たくさんの保険商品から選ばないといけない」という手間はなさそうですね。

商品ラインナップの内訳は死亡保険が1つ、ケガや病気に備える保険が4つです。ケガや病気の保険はニーズに合わせて選択できるよう、基本的な医療保険に加え就業不能保険とがん保険も用意しています。

ライフネット生命の人気の理由のひとつに「保険料が手頃」という点が挙げられます。そもそも、私たちが支払う保険料は、純保険料(保険金の支払い分)+付加保険料(生保会社の経費)から成っています。ライフネット生命はその名前の通りネット上で契約が完結するため、対面販売の商品に比べ付加保険料が安くなる傾向があるのです。

ライフネット生命の死亡保険の特徴

死亡時に保険金が給付

ライフネット生命の「かぞくへの保険」は、被保険者が死亡あるいは高度障害状態となった場合に保険金が支払われる保険です。

最長90歳までの保障

定期死亡保険なので、生涯保障ではありません。ある一定の期間の死亡に備えます。

ある一定の期間をどう設定するかはライフプランに従って決定しましょう。たとえば子が自立するまで、あるいは老後の貯金が貯まるまで、などですね。

保険期間は最長90歳になるまで設定できます。

告知のみで最大3,000万円の保障

設定できる保険金額は契約年齢(申し込み日の翌月1日時点)で決まります。保険金額は100万円刻みで変更できますので、必要な分だけ設定することが可能です。

ライフネット生命の終身医療保険の特徴

  じぶんへの保険 じぶんへの保険 レディース
エコノミーコース 入院or手術時に給付金 入院or手術時に給付金
※女性特有の疾病で入院した場合、
上乗せの給付金
おすすめコース 特定の疾病の場合、さらに上乗せの給付金

一生涯の保障が受けられる

ライフネット生命の医療保険「じぶんへの保険」は終身保障です。生涯に渡って病気やケガに備えることができます。

2つのコースから好きな方を選択

エコノミーコースは1日でも入院する(日帰り入院含む)か、所定の手術を受けることが給付の条件です。

おすすめコースはエコノミーコースの保障に加え、がんと三大疾病の保障が厚くなり、また先進医療を受けたときに給付金が出るようになります。

女性ならレディースを選択できる

女性の場合は「じぶんへの保険 レディース」を申し込むこともできます。

レディースのエコノミーコースは基本の「じぶんへの保険」の保障に加え、女性特有の疾病による入院だと上乗せの給付金が受け取れます。おすすめコースの保障は同じです。

ライフネット生命の就業不能保険の特徴

60日or180日以上就業不能の状態が続いたときに給付

就業不能保険は、病気やケガを原因に長期間働けなくなった状態(就業不能状態)になると給付金が出る保険です。

医療保険と似ていますが、就業不能保険は医療保険と違い短期の入院などでは給付金を受け取れませんので注意しましょう。

ライフネット生命の「働く人への保険」の場合、就業不能状態が60日以上か180日以上続くと毎月給付を受けられます。60日タイプか180日タイプは申し込み時に設定しましょう。また高度障害状態になった場合も給付を受けられます。

最長70歳までの保障

就業不能の状態になり60日か180日経過し保険金の支払い条件に該当すると、就業不能の状態が続く限り最長で保険期間の満了まで給付金が受け取れます。選択できる保険期間は契約年齢で違うので確認しましょう。

就業不能状態が回復した場合、または死亡した場合は給付がストップします。

ライフネット生命のがん保険の特徴

一生涯の保障が受けられる

ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」は終身タイプで、一生涯の保障を受けられます。

3つのタイプから選択

シンプルタイプ がんと診断されたときに給付
ベーシックタイプ シンプルタイプ + がんの治療に対し給付
プレミアムタイプ ベーシックタイプ + がんと診断後の生存に対し給付

シンプルタイプはがんと診断されたときに最大300万円が給付されます。シンプルタイプの場合はこの時点で保険契約が終了し、その後の治療に対しての給付はありません。

ベーシックタイプは所定のがん治療に対しても給付があり、さらにプレミアムタイプは診断から1年間生存のたびに給付金が受けられます。がんの診断以降は保険料の払込みは不要です。

ライフネット生命はシンプル設計が魅力

ライフネット生命の商品ラインナップはシンプルな設計が特徴です。ネット系保険はすべて自分で判断しないといけませんから、わかりやすいのはうれしいですね。なお、保険契約の引き受けを最終的に判断するのはライフネット生命です。保険契約の内容や過去の病歴によっては保険の申し込みを断られる可能性もあるのでご注意ください。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)/fuelle

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