世界遺産も多く、美しい街並みが魅力的なヨーロッパ。一度は行きたい、憧れの旅行先ではないでしょうか。陸続きのため、パスポートなしで国境を越えられる国も多く、一度の旅行で気軽なプチ周遊もできます。ここではヨーロッパ旅行におすすめの都市とリーズナブルに旅をするコツをお話しします。

やっぱりここは外せない!ヨーロッパのおすすめ都市ランキング

ヨーロッパ,おすすめ,都市
(画像=PIXTA)

パリ

ヨーロッパでおすすめの都市として、やっぱり外せないのがパリです。歴史的な建物が立ち並ぶ華やかな街並みは、歩いているだけで気分が高揚します。エッフェル塔、凱旋門、モンマルトルなどの観光名所を巡るだけではなく、お買い物やカフェ巡りも楽しい街。特に、朝食はパリジャン・パリジェンヌに混ざって、街角のカフェでカフェオレとクロワッサンをいただくのがおすすめです。

パリは高級ホテルがとても多く、その中でもフランス観光庁が認定する「パラスホテル」は最高級クラスのホテルです。宿泊するのはハードルが高いかもしれませんが、朝食だけなら気軽に楽しめるため、いつもより贅沢で特別な時間を過ごせます。おすすめは、ホテル・ル・ムーリス。ここでしか味わえない特別な朝食を楽しむことができます。

パリの夏はとても過ごしやすい気候です。朝晩は多少冷えますが、日中は日本のように35度くらいまで上がる日もあります。日差しは強いものの、湿度が低いぶん、カラッとしています。日が暮れるのも遅く、ヨーロッパならではの明るい夜を楽しむことができます。

一方、冬は雨も多く、寒さも厳しいのがパリの特徴です。夏に行くなら、モン・サン・ミシェルなどの遠出も楽しめます。冬に行くならルーヴル、オルセー、オランジュリー、ポンピドゥーなど、数ある美術館巡りがおすすめです。

フィレンツェ

イタリアのフィレンツェもおすすめの都市の一つです。「花の都」と称され、今もなおルネサンス時代の面影を残す、とても美しい街です。フィレンツェ歴史地区として街の中心部が世界遺産に指定されています。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂をはじめとする美しい建築、ルネサンス時代の名画が収められたウフィツィ美術館、世界最古の薬局といわれるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局など、小さな街ながら見どころはたくさんあります。

フィレンツェのあるイタリア中部トスカーナ地方は地中海性気候に属しますが、フィレンツェ自体は盆地のため、夏は暑く、冬は寒さが厳しい場所です。特に夏の朝晩は日本と違って冷えるので、羽織ものは必須です。何かと薄着になりがちな夏の旅行ですが、イタリアの教会ではミニスカートや短パンだと入ることができない場合も多いので、服装は気をつけましょう。イタリアの冬は東京の冬より突き刺すような寒さです。冬に旅行する場合は、しっかり防寒対策を取りましょう。

コペンハーゲン

もう一つおすすめの都市はデンマークのコペンハーゲン。北欧はなかなか馴染みがないかもしれませんが、とてもおしゃれでかわいらしい街です。アンデルセンのゆかりの地として名高いコペンハーゲンですが、特にアンデルセンが気に入って住んでいたニューハウンはとてもカラフルでかわいらしい港街です。まさにおとぎの国という言葉がぴったりの場所です。

コペンハーゲンは、夏と冬でかなり違った表情を見せる街でもあります。北欧の都市に共通することですが、北極に近いぶん、夏の夜はとても明るく、なかなか日が沈みません。夏に行くと、日の入りはだいたい22時近くが平均的でしょう。とにかく一日を通して明るい時間が多く、貴重な時間のため、人々もみんな開放的に明るく過ごしているのが印象的です。

一方、とにかく日の出ている時間が短いのが北欧の冬。その上曇っている日や雨の日も多く、全体的に暗い印象があります。とはいえ、クリスマスシーズンなどはヨーロッパ特有のクリスマスの高揚感を味わうことができておすすめです。

旅行費用を安く済ませるには?ヨーロッパ旅行をリーズナブルにするコツ

ヨーロッパは気候の良い夏は全体的にハイシーズンとされています。そのため、リーズナブルなヨーロッパ旅行を実現したいのであれば、冬がおすすめです。ただし、ホリデーシーズンもハイシーズンのため、避けたほうが良いでしょう。

また、ヨーロッパまでは個人旅行で行くにしても、ちょっとした遠出はツアーがお得な場合もあります。例えば、モン・サン・ミシェルまで行くのに、個人手配にて電車で行ったことがありますが、早くからツアーを申し込んだほうが、金額は断然お得でした。ツアーの場合、集合時間が早い、自由時間が少ないなどのデメリットはありますが、金額を抑えたい、安全面や個人での移動に不安があるという方にはおすすめです。

一人旅でも気軽にプチ周遊できるのがヨーロッパの魅力

ヨーロッパ旅行の魅力は、なんといっても1回の旅行でプチ周遊できる点です。例えば、パリを拠点にしたら、ロンドンやブリュッセルなどは電車で簡単に行くことができます。私も、実際にパリからブリュッセルまで行きましたが、電車に乗って約1時間半で到着しました。パスポートチェックも不要なため、日本で国内旅行をしている感覚で出かけることができました。

ヨーロッパ内はLCC(格安航空会社)が発達しており、パリからローマなど、ヨーロッパ内の移動も気軽に、低コストで実現できます。旅程に余裕を持ち、2都市を訪れられるように計画できれば、ヨーロッパ旅行がさらに充実したものになるでしょう。

ヨーロッパは、一度訪れると、他の都市も必ず訪れたくなるほど魅力がたっぷりと詰まっています。また、国ごと、都市ごとにその土地の歴史を感じることができるのもヨーロッパの趣深い点といえるでしょう。プチ周遊で、1回のヨーロッパ旅行をさらにお得に充実した旅にしましょう。

文・coco(CAメディア ライター)/fuelle

【こちらの記事もおすすめ fuelle】
せこくない、苦しくない、続く「節約術」まとめ
これで10%オフ!デパコスのオトクな買い方3選
免税店でさらにお得に買い物する3つの裏ワザ
イオン系列の株主優待「徹底活用術」生活費を浮かせる3つのポイント
えっ、知らないの?ヨーロッパでオトクに買い物できる「デタックス」活用法