春、日差しはあたたかさを感じつつも、まだまだ肌寒いという日が続きます。そういった時に、定番のアウターとして選ばれるのがトレンチコートです。クラシックなトレンチコートもいいですが、今年は少し遊び心を加えてみてもいいかもしれません。2020年春夏におすすめしたいトレンチコートを紹介します。

2020年春夏、今年も引き続きトレンチコートが注目を浴びる

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(画像=Pressmaster/Shutterstock.com)

もはや春アウターの定番ともいえるトレンチコートですが、その由来をご存知でしょうか。トレンチコートのトレンチというのは、英語で塹壕(ざんごう)を意味しています。つまり、もともとトレンチコートは軍用の洋服だったのです。

1800年代前半に、イギリスでゴム引きのコートが生まれました。雨に強いこのゴム引きのコートは、もともとは上流階級の野外活動用に使われていましたが、第一次世界大戦中に、そのゴム引きのコートが軍用として使われるようになり、多くの人に注目されます。トレンチコートのベルトは軍用品を吊り下げるためのもの、首のボタンは、ガスから着用者を守るためのものでした。現在のトレンチコートにも、軍服時代のディテールの面影があります。

そんなトレンチコートですが、2020年春夏はあらためて高い注目を浴びています。それは、ここ数シーズン続いたミリタリートレンドが2020年も継続されることに加えて、2019年の秋冬くらいから、テーラードやクラシックの流れがメンズファッションに来ているからです。ミリタリー感もありつつ、クラシックな雰囲気も出せるトレンチコートは、まさに2020年春夏にふさわしいアウターであるといえるでしょう。

ビジネスシーンにおすすめしたい、定番スタイリッシュなトレンチコートとは?

では、2020年はどういったトレンチコートを選べばよいのでしょうか。ビジネスシーンとオフに分けて考えてみましょう。まずはビジネスシーンにふさわしいトレンチコートを紹介します。

アクアスキュータムの細身トレンチコート

英語で、「水と盾」を意味するトレンチコート。第一次世界大戦でトレンチコートを広めた立役者でもある同ブランドのトレンチコートは、まさにトレンチコートの王道と言えるでしょう。

ガンパッチやエボレットといったクラシカルな雰囲気は残しつつ、現代風のシルエットで作られているアクアスキュータムのトレンチコートは、細身ながら窮屈ではなく、誰にでも使いやすいシルエットになっています。ひざ上のミドルレングスのコートのため、ビジネスシーンだけでなく、どのような恰好にも合わせやすいコートになるでしょう。

バーバリーのトレンチコートは、少しモダンな印象に

アクアスキュータム同様、トレンチコートの元祖として知られるのがバーバリーです。バーバリーは、新しくクリエイティブ・ディレクターとしてリカルド・ティッシを迎え、ファッショニスタの中でも高い注目を浴びているブランドの1つです。クラシカルなトレンチコートは健在のまま、新しい解釈を加えたモダンなトレンチコートもバリエーションに加えています。

オフのシーンでチャレンジしたい、今年らしいビッグシルエットにも注目

より今年らしいスタイルを楽しみたい場合は、少し大きめのシルエットを選んでもいいかもしれません。リラックス感が出るビッグシルエットは、引き続きこの春夏も大きなトレンドになりそうです。

ビッグシルエットのトレンチコートでおすすめしたいのがミスタージェントルマンのトレンチコート。2012年に東京で生まれたこのブランドは、ベーシックながらトレンドを取り入れた、大人のカジュアルにぴったりなスタイルです。トレンチコートも、上質な生地を用いたベーシックなデザインながら、どこか今年らしいビッグシルエットに仕上がっています。

2020春夏のアウターはトレンチコートでビシッと決めたい

もはや定番といえるトレンチコートですが、2020年は再度ブームに火がつきそうです。新しいトレンチコートで、爽やかに決めてみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME


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