債券に投資された資金の「平均回収期間」と、債券の金利変動による「価格変動性(価格弾力性)」の二つの意味がある。利付債券に投資されたお金は、クーポンレートと満期日に支払われる償還額という形で回収されるが、この複数のキャッシュフローを一本にまとめたと考えた場合の債券の残存期間がデュレーション。デュレーションの長さにより、金利変動による債券価格の変動が異なってくる。一般にデュレーションの長い債券ほど、金利変動による債券価格の変動も大きくなり、一方でデュレーションの短い債券ほど、金利変動による債券価格の変動(影響)も小さくなる。