人々を「幸せなお金持ち」に導くコンサルティングの第一人者であり、ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』の著者としても知られる本田健氏。累計で800万部を超える人気作家である本田氏は、新型コロナウイルスの影響による世界の混乱により、「社会の構造が大きく変化する」と予測している。
4月7日に緊急事態宣言が発令されたが、インタビューが収録された3月末の時点で、こうした事態を予測していた本田氏に「今後、世界で起こるであろう変化」について語っていただいた。
本田健公式HP
公式YouTubeでは最新動画を公開中!
本田健公式YouTube
95%の人が経済的に苦労する時代が到来する
――まず、本田さんが以前から推奨されている、「幸せな小金持ち」の定義を教えてください。
私は、億万長者にならなくても、1日10万円、年間約3000万円程度を稼ぐ「幸せな小金持ち」が最も良いのではないかと考えています。上を目指せばキリがありませんし、3000万円でも大変な金額です。しかし、それぐらいの収入があれば、小さいものであれば別荘をもつこともできるでしょう。
それ以上を目指すと、ストレスも大きくなりますし、特別な才能も必要になりますが、年収3000万円ぐらいであれば、努力すれば実現可能なレベルでしょう。私はこれまで、そういう人を何千人と見てきました。
しかし、まさに今、時代が大きく変わりつつあるので、これからの時代は少し難しいかもしれません。
――これからの時代は難しいのは何故でしょうか?
これまでは平和な時代でした。しかし、おそらく近い将来、非常事態宣言が出されるでしょう(※編集部注:インタビューの収録日は3月30日)。海外のロックダウンに近い状態になることで、すべての産業構造が入れ替わると私は考えています。
私の予想では、新型コロナウイルスの影響で、これまでそれなりにうまくいっていた人たちも、かなり苦労することになると思います。飲食業、旅行業の経営者や車のディーラーなど、これまで富裕層と言われていた人でも、破産に追い込まれてしまう人が出てくる。それぐらい難しい時代になってきていると思います。
95%の人たちは苦労をすることになると思いますが、残り5%の人たちは、この機会をいかして、より大きな成功をつかんでいくでしょう。なので、こうした「時代の流れを読む」ということも、非常に重要になると思います。
「失業者の列に並ぶ」or「失業者を相手にビジネスをする」
――5%に入るためには、どうすればよいのでしょうか?