ネットフリックス (NASDAQ:NFLX)は21日の大引け後、2020年第1四半期決算を報告予定である。市場全体が値を上げる一方で、先週金曜日の同株は3.7%安となった。

先週、ナスダック総合は1.4%高、S&P500は2.7%高、ダウ平均株価は3%高となった。

アナリストのMatthew Harrigan氏は17日、コンテンツ制作の中止やディズニー (NYSE:DIS)やAT&T (NYSE:T)などの競合の台頭を背景に、同社の目標株価を327ドルに設定し、25%以上値を下げる可能性を示唆した。

新型コロナウイルスによるコンテンツ制作中止の影響は、映画会社からコンテンツを購入することで相殺されている。しかし、これらはオリジナルコンテンツではないため、競合サービスにおいても配信される可能性がある。

同株は今後も下落を続けるのだろうか。テクニカル分析の観点からチャートを分析することで、今後の手がかりが掴めるはずである。

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ネットフリックス日足チャート(画像=Investing.com)

チャートを見ると、同社が上昇トレンドであることは明らかである。しかし、先週金曜(17日)にはイブニングスターやアイランドリバーサルといった弱気のシグナルを発している。

しかし、17日の終値は安値を大きく上回っており、買い需要が依然として残っていることが示唆される。

RSIは買われすぎを示す70を一時突破し、その後63.7まで下落した。さらに、2月18日から3月16日までの値動きとRSIでネガティブダイバージェンスが発生している。

16日の終値は2018年6月21日の過去最高値である423.21ドルを下回っている。つまり、売り圧力が買いを上回ったことを示唆している。

Matthew Harrigan氏の見解とは裏腹に、我々は同社に対して強気な見通しを抱いている。17日の下落は、上昇トレンドにおける利確による押し目であると考えられる。

しかし、Matthew Harrigan氏の言う通り株価が327ドルまで下落し、新型ウイルス流行前の価格を大幅に下回る場合、我々は再検討する必要があるだろう。

我々の予想では、上昇トレンドの中で調整局面を迎えると考えている。

トレード戦略

慎重なトレーダーは、上昇トレンドライン上で心理的にキリのいい400ドルまで下落し、買い圧力が強まるまで様子見すべきである。

一般的なトレーダーは、400ドルでロングすべきである。

積極的なトレーダーは、今すぐショートすべきである。

トレード例-ショートポジション

  • エントリー: $430
  • 損切り: $437
  • 損切幅: $7
  • 目標株価: $409
  • 利確幅: $21
  • リスクリワードレシオ: 1:3

(提供:Investing.comより)

著者:ピンカス・コーエン