4世代に渡って車歴を刻んだレクサスGSが本年8月に生産を終了。それに伴い、GS最後の特別仕様車「Eternal Touring」を設定
トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは4月23日、グランドツーリングセダンのGSに特別仕様車の「Eternal Touring」をラインアップし、6月1日に発売すると発表した。
車種設定は以下の通り。
GS450h“Eternal Touring”:2WD900万円
GS350“Eternal Touring”:2WD800万円/AWD800万円
GS300h“Eternal Touring”:2WD750万円
GS300“Eternal Touring”:2WD710万円
1993年の初代モデルのデビュー以降、走りの楽しさと上質な乗り心地を両立させたグランドツーリングセダンとして4世代に渡って好評を博し続けてきたGSは、本年8月をもって生産を終了する。これに伴い、GS最後の特別仕様車「Eternal Touring」を設定し、発売する運びとなった。なお、車名のEternal Touringは、グローバルで27年間に渡るユーザーの愛顧への感謝とともに、GSが生産終了した後も、レクサスがこれまで創り上げてきたグランドツーリングへのこだわりを継承し続けていくという思いを込めて、Eternal=永遠の、不滅の、というネーミングを付与したという。 今回の特別仕様車の「Eternal Touring」は、GS450h/350/300h/300“F SPORT”をベースに、レクサスの走りの象徴である“F”から継承した数々のアイテムを採用している。
まずエクステリアでは、専用アレンジのスピンドルグリル(グロスブラック)/フレーム(漆黒メッキ)やフロントバンパーサイドベゼル(グロスブラック)、ラゲッジドアガーニッシュ(漆黒メッキ)、リアスポイラー(ブラック塗装。ボディカラーにグラファイトブラックガラスフレークを選択した際はボディカラー同色)、オート電動格納式ドアミラー(ブラック塗装)、前235/40R19/後265/35R19タイヤ+“F SPORT”アルミホイール(ブラック塗装+ブラックナット)、オレンジブレーキキャリパー(GS450h/GS350・2WD)などを特別装備して、力強い走りを想起させる精悍なスタイリングを創出。また、3眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプとヘッドランプクリーナーも標準で組み込んだ。ボディカラーはブラック/ホワイトノーヴァガラスフレーク/ダークグレーマイカ/ソニックシルバー/ソニックチタニウム/グラファイトブラックガラスフレーク/レッドマイカクリスタルシャイン/ヒートブルーコントラストレイヤリングという計8色をラインアップしている。
インテリアに関しては、専用タイプのディンプル本革ステアリング(ブラック×フレアレッド・レッドステッチ)やディンプル本革シフトノブ(ブラック・レッドステッチ)、アルカンタラ表皮・レッドステッチのメーターフード/インストルメントパネル上部/センターコンソール/パームレスト/ドアトリム、カーボンオーナメントパネル(ブラック)、本革シート(ブラック・レッドステッチ)などを特別装備して、上質さとスポーティさをいっそう強調。さらに、機能面ではクリアランスソナー&バックソナーやアダプティブハイビームシステム(AHS)、ブラインドスポットモニター(BSM)を標準で装備した。
パワートレインは基本的にベースモデルと共通で、GS450h「Eternal Touring」が3456cc・V型6気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(295ps/36.3kg・m)+1KM型モーター(147kW/275N・m)、GS350「Eternal Touring」が3456cc・V型6気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(318ps/38.7kg・m)、GS300h「Eternal Touring」が2493cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(178ps/22.5kg・m)+1KM型モーター(105kW/300N・m)、GS300「Eternal Touring」が1998cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ・D-4STガソリンエンジン(245ps/35.7kg・m)を搭載。ボディサイズは全長4880×全幅1840×全高1455(2WD)~1470(AWD)mm/ホイールベース2850mmに設定している。
(提供:CAR and DRIVER)