世田谷区と聞いて、どんな風景が思い浮かびますか?東京都23区の地図を眺めてみると土地面積が広い事がよく分かります。サブカルチャーで有名な下北沢、進化を遂げた二子玉川、発展が進む三軒茶屋、生産農地が残る砧地域など、世田谷区にはさまざまな顔があります。世田谷区は1990年までは一番広い区だったこともあり(現在は大田区)、人口は東京都では最大の93万人とナンバーワン。交通の便も良い都内屈指の人気エリアです。

世田谷区
(画像=risteski goce/Shutterstock.com)

目次

  1. 1 世田谷区を通る三大路線と都心へのアクセスのしやすさ
  2. 2 住宅の平均専有面積が広く資産価値が高い
  3. 3 新しくなる街とともに増える人口
  4. 4 みどりを次の世代に引き継ぐ世田谷みどり33プロジェクト
  5. 5 休日は広大な有名公園で楽しむ
  6. 6 子育ても安心の環境

1 世田谷区を通る三大路線と都心へのアクセスのしやすさ

小田急線

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(画像=sumuzuより)

2017年に複々線化工事が完了し、混雑率の暖和や運行本数の増加により、より一層使いやすい路線になりました。小田原方面に向かうと成城学園前駅からロマンスカーに乗り換えることもでき、箱根方面や江ノ島方面に小旅行を楽しむこともできます。

新宿までのアクセスは世田谷区内で一番新宿から離れた喜多見駅でも、各駅停車で26分と、30分かからずアクセスできます。

京王線

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(画像=sumuzuより)

京王線は列車種別が多いのも特徴の一つです。特急、準特急、急行、区間急行、快速、各停と6種類の列車種別があります。その内、世田谷区内の駅では、明大前が全部の種別の列車が停車する駅となっており、京王井の頭線への乗り換えもできます。明大前の再開発や世田谷区内駅の駅前広場計画、道路事業が進んでいて、整備された環境が将来的に期待できます。「京王メディアガイド2020」では、沿線人口が東京都のおよそ30%(※)と推計されていて、沿線には73の大学・短期大学があり、長期に渡って住みやすいエリアとなっています。

※沿線人口は、京王線・井の頭線各駅を基点とした半径3km圏の2015年国勢調査町丁字等別集計による面積按分推計値。

田園都市線

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(画像=sumuzuより)

渋谷駅から近く、若い世代から人気の池尻大橋から駒沢大学駅、閑静な住宅地として人気の桜新町駅・用賀駅、子育て世代に人気の二子玉川駅など、人気の高い路線です。2015年にオープンした二子玉ライズは、ショッピングモールや映画館といった施設が充実しており、周辺は自然環境にも恵まれています。田園都市線沿いはバス便も充実していて、最寄り駅までもアクセスが良好であり、利便性の高さもあり高い人気を誇っています。

2 住宅の平均専有面積が広く資産価値が高い

世田谷区は恵まれた住環境であることで多くの人から支持されています。例えば、世田谷区三宿の土地平均専有面積は121 ㎡で、渋谷区広尾の平均専有面積77.5 ㎡を大きく上回るデータとなっています。都心へのアクセスが良く広い住宅を検討中の方にはとてもオススメのエリアです。100㎡以上あると、20畳を超えるリビング、3LDK以上の間取りや駐車場も確保でき、例えば4人家族の場合でも自由度の高い住宅設計が可能になります。

世田谷区は住環境の良さもさることながら、こちらでもご紹介したように地価が安定しているのも魅力です。単身時代にマンションを購入して、その後、家族が増えた場合に戸建て住宅に買い替えされる方も多い傾向にあります。「ずっと同じ地域にいたい」と思える、とても素敵で住みやすい街の世田谷区。さらに最近では二子玉川の再開発で、商業施設やビジネスビルが充実したたことで人の流れが増え、さらに活気溢れる街に進化を遂げています。

3 新しくなる街とともに増える人口

世田谷区が公開した情報によると、世田谷区の人口は長年増加傾向にあり、2017年の人口を地域別に見ていくと世田谷地域では24万人、北沢地域では14.5万人、玉川地域では21.6万人、砧地域では15.7万人、烏山地域では11.4万人で、現在から7年後の2027年には、世田谷地域は26.8万人、北沢地域では16.6万人、玉川地域では23.8万人、砧地域では16.7万人、烏山地域では13万人という推計になっていていずれも増加傾向です。

人口増加の理由

後述する下北沢の再開発や二子玉川の巨大オフィスビル、そして他にも完了した再開発事業が5つ(野沢四丁目地区市街地再開発事業、三軒茶屋・太子堂四丁目地区市街地再開発事業、祖師谷大蔵駅南地区市街地再開発事業、二子玉川東地区市街地再開発事業、芦花公園駅南口地区市街地再開発事業)あります。商業施設では小規模店だけでなく、大規模商業施設の誘致や、道路の整備、交通環境の改善を行ってきました。これにより、人の流れが増えてさまざまなライフステージに合わせた生活が送れるようになり、より一層魅力的な街に発展し続けています。

下北沢再開発プロジェクト

下北沢は、サブカルチャー発信の地として知られ、多くの人に愛されています。行けばワクワクする街、下北沢。そんな下北沢の駅周辺が長年工事中だったことはご存知でしょうか。2020年春になった現在では、大きなショッピングモールや地域活性化のための施設ができました。「シモキタエキウエ」は2019年11月にオープンした下北沢駅併設の複合商業施設です。ショッピングだけでなく、おしゃれでポップなレストランなど、通勤通学途中で楽しめる施設になっています。

他にも、下北線路街に誕生する施設(既にしている施設もあり)では、賃貸住宅「リージア代田テラス」や、温泉施設のある宿泊施設、学寮、など商業施設以外の新たな施設もたくさん誕生します。これにより、「サブカルチャーの街」として親しまれていた下北沢が、住みやすさも兼ね備え、さらに観光客は一つの街で宿泊まで行えるようになり、より一層胸躍る街に生まれ変わり更なる進化を遂げていくことが期待されます。

4 みどりを次の世代に引き継ぐ世田谷みどり33プロジェクト

世田谷区には国分寺崖線、多摩川や野川などの多くの河川や湧水、農地や屋敷林、社寺林など、先人から受け継いだ緑が多くあります。この世田谷区の特徴を活かし、環境と共生し、子供や若い世代へ引き継いでいく魅力あふれるみどりの住宅都市・世田谷の実現に向けて区制100周年となる2032年に、みどり率33%の達成を目指す「世田谷みどり33」を推進しています。

平成23年には24.60%だったみどり率は平成28年には25.18%と約0.6ポイント上昇しました。現状では砧公園12個分に相当する緑の面積を守りつつ、都心に近い住宅都市では新たに創出するには容易ではないながらも地域や事業者が協力し合い、緑の豊かさを実感しならが暮らすことを目指している長期目標のある区です。

5 休日は広大な有名公園で楽しむ

世田谷区には、東京都の代表的な公園が複数あります。都心の中で、緑豊かな環境も魅力のひとつと言えるでしょう。

駒沢オリンピック公園

世田谷区と目黒区をまたぐ公園であり、1964年の東京オリンピックでは国立競技場に次ぐ第二会場として使用されました。園内には陸上競技場、軟式野球場といった団体で利用するような施設だけでなく、りす、ぶた、うま公園という児童遊園が3つもあり、公園の中に公園があるような一日中楽しめる公園です。

チリリン広場では自転車の貸し出しを行っていて、ファミリータイプの自転車や2人乗り自転車、幼児用自転車もあり、子供の成長に合わせた遊びができます。犬の交流ができるドッグランでは、飼い主同士のコミュニケーションもたくさんあります。

砧公園

砧公園にはさまざまな楽しめるスポットがあります。みんなの広場という小さい子供向けの遊具が集まった場所では、珍しい巨大なブランコやシーソー、アスレチックの他、幼い子供が転んでもケガをしにくいように、ゴムチップ舗装がしてあるのが嬉しいポイントです。公園の一角にある世田谷美術館では緑豊かな中に佇む内井昭蔵氏が手掛けた建造物と美術品を楽しむことが出来ます。吊橋や930本の桜、芝生など、広大な敷地の中には数え切れない発見があります。

世田谷公園

噴水広場、スポーツ施設、プレーパーク等があり、休日にはミニSL「ちびくろ号」が走ります。また軟式野球場やテニスコート、屋外プールなどの施設もあります。ピクニック日和の日には噴水の周りの芝生で、クッションやシートを持ち寄ってリラックスする人々の姿があります。

馬事公苑

2021年開催の東京オリンピックの馬術競技場にも選ばれている公園です。東京ドーム4つ分を超える敷地にはさまざまな馬関連の施設があります。馬に慣れ浸しみ、馬と競馬に対する理解を深めるために、さまざまな馬事普及業務を行っている公園です。

芦花公園(蘆花恒春園)

環八通り沿いにある大きな都立公園で、昭和59年に選ばれた「世田谷百景」にも選ばれている竹林の風景はこの辺りでは珍しいのではないでしょうか。公園内にはログハウスがあり、開いているときは竹とんぼなど、昔ながらの遊びを体験したり、トンボやカエルなど、現代では触れる機会が少なくなってしまった風景ですが、こちらの場所ではその風景を思い出させてくれます。

他にも、世田谷区には砧公園や羽根木公園といった、広くて有名な公園が多数あり、公園から公園に移動したり、自然好きにはたまらない環境です。

6 子育ても安心の環境

充実しているのは公園だけではありません。世田谷区は子育て世代が多く公立小学校は60校近くあります。以前は報道などで世田谷区は待機児童が多いというイメージがありましたが、平成26年の1,109人から令和元年には470人まで減少しており、区の保育施設拡充への努力が伺えます。世田谷子育て応援アプリという子育て支援アプリがあり、助成制度や検診時のタイミングでお知らせしてくれるなど、子育て世代にもやさしい街と言えます。

名門公立小学校がある

赤ちゃん時代、幼稚園保育園時代の癒やされる子育てが終わると、次は小学生となり「勉強」が始まります。都心では私立志向のご両親が多く中学受験される方も多いため、小学校はその基盤創りとも言えます。世田谷区には松沢小学校・松丘小学校・桜町小学校・八幡小学校など、名門と呼ばれる公立小学校が多くあります。中学受験をする生徒が多いこともあり、周りに良い影響を与えたり、塾に通ったり勉強する習慣が自然と身に付く教育環境にあります。(提供:sumuzu

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