プロミスのおまとめローンは、多重債務で高い利息を支払っている人にとって検討の価値があるローンです。ただしおまとめローンの利用は、特徴をしっかり把握して申し込まなければ、審査に通過できないことも起こりえます。今回は、プロミスおまとめローンの基礎からその特徴、利用するメリットとデメリット、具体的な利用手続きの流れなどについて解説します。
プロミスのおまとめローンは総量規制の「例外貸付け」に分類される契約
プロミスのおまとめローンは、貸金業法で定められた総量規制の「例外貸付け」に分類される契約です。総量規制とは、「貸金業者から借入できる金額は、年収の3分の1までにする」という規制のことで利用者の借り過ぎを抑制し保護することを目的としています。総量規制の例外貸付けの定義は、「顧客の利益の保護に支障を生ずることがない貸付け」です。
例えば、顧客が一方的に有利となる条件での貸付けや借入残高を段階的に減らすことを目的とした貸付けなどが例外貸付けに相当します。おまとめローンは、一般的なローンと比較して金利が低く設定されていて計画的な返済を助けるために例外貸付けとして認められているのです。総量規制の例外になるため、おまとめローンは年収の3分の1以上の金額でも契約可能な場合があります。
プロミスのおまとめローンも他社の借入をまとめて一本化する際に年収の3分の1を超えても安定した収入があれば借換え可能なローンだといえるでしょう。
プロミスおまとめローンの特徴
プロミスのおまとめローンの基本的な仕様や特徴について以下の5つにまとめて説明します。
1 融資額と返済回数および返済期日
プロミスのおまとめローンの融資額は最大300万円です。また返済回数は1~120回の中から選択可能で返済期間は最終借入後最長10年。返済期日は、5日、15日、25日、末日の中から好きな日を選べます。ただし口座振替による自動引き落としを希望する場合、上記の返済期日を選択できる金融機関は三井住友銀行またはジャパンネット銀行のみです。
他の金融機関の場合、口座振替の自動引き落としによる返済期日は一律5日となります。
2 借換え対象となるローンの種類は「貸金業者」の無担保ローン
プロミスのおまとめローンでまとめられるローンの種類は、貸金業者・クレジットカードのキャッシング枠の無担保ローンのみです。借換えできないローンの種類は、主に以下の通りです。
・有担保ローン
・銀行のカードローン
・クレジットカードのショッピング枠
プロミスのおまとめローンは、6.3~17.8%(実質年率)となっておりプロミス側で決定されます。返済方式は単一金利の元利均等返済方式です。
3 最短で即日融資も可能
プロミスのおまとめローンは、自動契約機やお客様サービスプラザ(店頭窓口)、プロミスコール(電話)のみで申込ができます。自動契約機またはお客様サービスプラザで順調に手続きと審査が進めば最短で即日融資も可能です。電話で申し込む場合は、書類のやり取りが郵送となるため、他の2つの方法より融資スピードは遅くなります。
4 正社員でなくても安定した収入があれば利用可能
プロミスのおまとめローンは、申込条件として「年齢20歳以上65歳以下で安定した収入のある人」と公式サイトに明記されています。そのため、主婦や学生の人でもパートやアルバイトをしていて安定した収入があれば本ローンへの申込が可能です。
5 追加融資はできない返済専用のローン
プロミスのおまとめローンは、追加融資ができない返済専用のローンです。確実に現在の借入残高を減らすためのローンなので「何回も追加融資をしてしまい、なかなか借入残高が減らない」という人には向いています。
プロミスのおまとめローンで得られるメリットとデメリット
プロミスのおまとめローンにもメリットとデメリットがあります。順番に説明しますので検討材料の一つとしてください。
1 メリット:安い金利で返済の負担減少、融資スピードが速い、正社員でなくても利用可
プロミスのおまとめローンのメリットは、何といっても他のカードローンやクレジットカードのキャッシングに比べて金利が安く設定されているという点です。ローンを一本化することで返済期日も一つにまとまり支払管理がやりやすくなります。融資スピードの速さもプロミスのおまとめローン独自の利用メリットです。
近くに自動契約機またはプロミスの店舗がある人に限られますが、急ぎで融資を受けたい人にとっては心強いでしょう。また、パートやアルバイト、自営業でも利用可能な点も魅力です。例えば、東京スター銀行のおまとめローン(スターワン乗り換えローン)の場合、自営業・パート・アルバイトの人は申し込めずプロミスのおまとめローンに比べると条件が厳しくなります。
2 デメリット:限度額が低い、銀行ローンなどはまとめられない、追加融資できない
プロミスのおまとめローンは、利用限度額が最大でも300万円です。先ほど紹介した東京スター銀行のおまとめローンは最大で1,000万円の利用限度額が認められます。「無担保ローンを一本化するのに300万円では少ない」という人にはデメリットでしょう。また、銀行のカードローンや有担保ローンなどはまとめられない点もプロミスのおまとめローンを利用するにあたってデメリットとなる点です。
追加融資がまったくできない点も人によっては使い勝手が悪いと感じるかもしれません。緊急でお金が必要となった場合に困ることもあるので本当に返済専用で問題ないかについては、慎重な検討することが必要です。
プロミスのおまとめローン利用の流れ
プロミスのおまとめローン利用の流れについて必要な書類や手続きの流れ、返済方法について解説します。
1 必要書類
必要書類は、本人確認書類と収入証明書類です。おまとめローンの場合、収入証明書類は必須です。
書類の種別 | 必要書類 |
---|---|
本人確認書類 | 以下の1~3いずれか 1運転免許証 2パスポート 3健康保険証+1点 (1点:住民票、公共料金の領収書など) ※在留外国人の場合、上記に加えて在留カードまたは 特別永住者証明書が必要 |
収入証明書類 | 以下の1~6いずれか 1源泉徴収票(最新のもの) 2確定申告書(最新のもの) 3税額通知書(最新のもの) 4所得(課税)証明書(最新のもの/ 「収入額」と「所得額」の記載があるもの) 5給与明細書(直近2ヵ月分)+賞与明細書(直近1年分) 6賞与明細書がない場合は、直近2ヵ月分の給与明細書のみ |
用意した書類の中に個人番号(マイナンバー)が記載されているものがあれば自分で見えないように加工して提出してください。
2 手続きの流れ
プロミスのおまとめローンを契約するまでの手続きの流れを以下にまとめました。おまとめローンは、インターネットからの契約はできない点にご注意ください。
利用方法 | 自動契約機・店頭窓口 | 電話 |
---|---|---|
利用手順 | 1自動契約機または 店頭窓口に出向く 2その場で必要書類を発行 3書類を作成して申込 4審査結果をその場で聞く 5審査通過した場合はそのまま契約 6借入先の貸金業者へ プロミスが直接契約者の名前で振込 |
1プロミスコール (0120-24-0365)へ電話 2おまとめローンの申込 3必要書類が郵送される 4到着した書類に必要事項記入 5本人確認書類と収入証明書類を 同封して郵便にて返送 6審査実施 7審査結果を通知してそのまま契約 8借入先の貸金業者へ プロミスが直接契約者の名前で振込 |
自動契約機または店頭窓口からの手続きでは、その場で審査が行われ、必要書類を引き渡せるので、スムーズに審査が完了すれば、当日中に契約まで完了します。電話の場合は自宅で手続きが進められて便利ですが、書類のやり取りが郵送となるためその分時間がかかります。
3 返済方法について
プロミスのおまとめローンは、返済方法が「ATMからの入金」「銀行口座振替」の2種類です。自動的に引き落とせる口座振替にしておいて追加でATMから返済ということもできます。具体的な返済方法は以下の通りです。
返済方法 | ATM | 口座振替 |
---|---|---|
返済手順 | 1プロミスATMや提携 ATMの場所へ行く 2プロミスカードを 使って返済 |
1契約時に口座振替を 申し込んでおく 2毎月引き落とし日に 自動振替される |
ATMでの返済は、ATMが稼働している限りいつでも可能です。口座振替の場合、振替期日は三井住友銀行またはジャパンネット銀行の場合毎月5日、15日、25日、末日の中かが選べます。他の金融機関に関しては、振替期日は5日固定です。
プロミスのおまとめローン審査のポイント
プロミスのおまとめローンを申し込む際、気になるのは審査に通過できるかどうかではないでしょうか。ここでは、プロミスのおまとめローン審査のポイントについて4つにまとめましたので審査通過の確率を少しでもアップできるようにチェックしてください。
1 個人信用情報に事故情報が掲載されていない
クレジットカードやローンの利用履歴は、個人信用情報としてCICなどに保管されています。数ヵ月の長期延滞は2年間、債務整理などの事故情報は5年間、すべて個人信用情報として登録されクレジット関連の審査に用いられる仕組みです。個人信用情報に事故情報が掲載されているとおまとめローンの審査通過はかなり厳しいでしょう。
個人信用情報は登録されている本人が開示請求すれば有料で参照できます。過去の返済状況などで気になることがあればおまとめローンの申込前に確認しましょう。
2 プロミスの返済は遅滞なく行われている
おまとめローンは、プロミスの顧客向けの商品です。プロミスで新規に利用開始してから最低半年程度は遅滞なく返済し続けることでプロミスからの信用を得やすくなります。新規契約してすぐにおまとめローンを利用するのではなく返済実績を積み上げてからおまとめローンを申し込んでみましょう。
3 無理なく返済できるだけの安定した収入がある
プロミスのおまとめローンは、学生や主婦でも一定の収入があれば申込は可能です。しかし、現在得ている収入で毎月確実に返済できるよう安定した収入が求められます。一般的に年収が200万円以上あると安心だといわれています。収入が少ない場合は、総借入額を無理なく返済できる範囲に抑えることも検討しましょう。
4 他社での借入件数や金額が少ないこと
プロミスのおまとめローンは総量規制の対象外です。しかし他社で、借入残高をまとめて300万円を超える場合は、借金を一本化することができません。現在の年収で確実に返済を続けられるかどうかは、シビアに審査されると考えてください。また、借入している件数も少ないほうが審査には有利です。
プロミスのおまとめローン利用に向いている人
ここまでプロミスのおまとめローンについて見てきました。ここで総括してプロミスのおまとめローンの利用に向いている人の特徴を以下の4つにまとめます。
1 おまとめ対象金額が300万円以内
プロミスのおまとめローンは最大利用可能額が300万円です。そのため、おまとめ対象金額が300万円以内の人が、このローン利用に向いています。
2 銀行などおまとめ対象外のローンを借りていない
貸金業者からの無担保ローンのみを利用している人は、プロミスのおまとめローンのメリットを享受できます。銀行のカードローンや有担保ローンなどおまとめ対象外のローンはないことが理想です。
3 可能な限り速い融資が必要
プロミスのおまとめローンは、自動契約機または店頭窓口で申込すれば最短即日から利用できます。おまとめを急いでいて少しでも早く一本化したい人には向いているスピーディーな融資です。
4 既存のプロミスユーザー
既存のプロミスユーザーで半年以上返済を順調に続けている人は、おまとめローンの審査に通過しやすい状態です。プロミスの他にまとめたい無担保ローンを抱えている人は、プロミスのおまとめローン利用を検討してみてはいかがでしょうか。
おまとめローンの特徴を理解しよう
プロミスのおまとめローンは、正社員でない人でも安定した収入があれば最短即日で融資も可能な金融商品です。「利用限度額の上限が300万円」「銀行のカードローンなどおまとめできない種類のローンもある」などの特徴を踏まえつつ、自分にとって使い勝手が良く借金完済の助けとなるかどうかを検討してみてください。
おまとめローンの特徴を理解するとともに申込時にはオペレーターと相談して無理なく確実に完済できるような計画を立てることも重要です。おまとめローンを上手に使って抱えている借金を完済しましょう。
藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。プライベートでは旅と写真をこよなく愛す。
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