日商簿記検定などの簿記・会計系の教材出版及びインターネットによるWEB講座の運営などを行うネットスクール株式会社(NS社)は、今月14日「NS簿記検定試験」を開催し、合格者へ「デジタル証明書」の「オープンバッジ」を発行した。

19日、プレスリリースで明らかにした。

ブロックチェーン
(画像=月刊暗号資産)

これは14日に実施予定だった日本商工会議所主催の第155回簿記検定試験(以下、日商簿記)が、コロナの感染拡大防止のため全国の全ての会場で中止となったことを受けてのもの。

14日の日商簿記検定に向けて勉強してきた受験生のモチベーション維持や実力確認のほか、就転職の際のアピールに使えるようNS社がネットを通じた民間の簿記試験「NS簿記検定試験」(1級・2級・3級)を同日に開催した。

同試験には約1200名が受験し、合格者には一般社団法人オープンバッジ・ネットワークが発行するブロックチェーンを利用した改ざんされることのないデジタル資格証明書を「オープンバッジ」形式でも授与。 18日に合格者延べ495名にオープンバッジを発行した。

オープンバッジは、IMS Global(eラーニングや教育ICTにおける国際標準化を進める大学や企業からなる国際コミュニティ)が設定した国際技術標準規格。

オープンバッジ・ネットワークが認定した機関から発行される。

オープンバッジによる合格証は、電子履歴書であれば貼り付けて提出することが可能だ。

また、オープンバッジを受け取った企業は、合格証の有効性をインターネットですぐに確認することが出来るという。

今回、NS簿記検定試験とオープンバッジが協力することで民間による試験でも合格証明の有効性が高まった。(提供:月刊暗号資産