昨日の日経はほとんど動きませんでしたが、中国株は上がりました。香港は国家安全法が 施行され1国2制度が完全に終焉したので、古き良き香港はすでになくなってしまいました が、香港株、上海株共急上昇しています。欧州時間になって、英国を除いて欧州株は2.5% もの急伸しました(英国は1%のみプラス)。
米国時間に入り、6月の雇用統計の非農業部門雇用者数は再び予想を超える480万のプラス であったことで米国ダウは400ドル台でスタートしましたが、雇用統計の数値は12日を含む 1週間の数字なので、6月20日以降、米国の一日当たりのコロナ感染者が急増していること から、7月には悪くなるだろうとの思惑で結局92ドルのみのプラスで引けています。 ナスダックは一人勝ちで4日連続最高値を更新して引けています。
そのせいでVIX指数(恐怖指数)は25.9まで下落、一日の高値からの株価の下げと共に 米国債は買われ、長期金利も下がっています。一日当たりのコロナ感染者が激増している ので有事の金は1,800ドルからは反落していますが、依然として底堅い状況が続いています。 ただテクニカルには金の上昇も7月中旬くらいまでと思います。
昨日は、株価の高値からの下落と共にドルインデックスが急騰し始めたことで、ユーロや ポンドなどのドルストレートは売られ始めています。ドルインデックスはテクニカルには 6/10からすでに調整の上昇局面にはいっており、その値動きはおそらく今月下旬までは 続くと思われることからドルストの下落はしばらく続きそうです。(提供:Investing.comより)
著者:杉田 勝