2020年7月17日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

トランプ政権のバー米司法長官が中国を批判。中国はディズニーやアップルなどの米大手企業を自らの手先として操り、米国を犠牲にして影響力を強め、富を増やしているとコメント。さらに、中国は米国の企業や大学から新型コロナワクチンの研究を盗もうとしていると批判。このタイミングで昨日16日(木)の米国株市場ではアップルやマイクロソフトの下げが鮮明に。テクノロジー銘柄が中心のナスダック100指数は大きく下落。米国株は総じて反落。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国市場では、依然としてナスダックとNYダウの間に市場間ダイバージェンスが生じており、米国株の上昇を牽引してきたナスダックが下落することにより、それが解消されると想定している。本日17日(金)夜のNY市場でもナスダックが続落するようであれば、米国株全体の調整のきっかけとなる公算が高まるので要注意。戦略的には豪ドル/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。