2020年8月4日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
このところ為替が動いたのでよかったと思っている。EU首脳会議で欧州の復興基金が合意したことでユーロが買われ、対ドルで1.19ドルまで上昇した。ここまでの上昇スピードが速かったこともあり、現在は利食いが入って調整という局面だろう。ただし、やはり中長期的には底入れしたような感じがするため、1.15~1.16ドルにかけてが大きなサポートとなって、再度高値を調整する格好になると想定している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円が急反発したが、昨日3日(月)にセブン&アイ・ホールディングスが米国のコンビニを買収した件が大きかったのだろう。コロナで不景気になるため、M&Aは止まるかと思っていたが、やはりそうではなかった。日本国内には投資先が少ないため、企業として海外に目を向けざるを得ない状況だということが分かった。となると、円高には限界があるように思う。ユーロ/円が125円に乗せたが、ここから130円の方向に向かって、ユーロ/米ドルとともに、堅調になってくるだろう。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。