トヨタの人気オールラウンダー「ランドクルーザープラド」が一部改良でディーゼルエンジンの出力向上や安全装備の拡充を実施。同時にブラック基調の特別仕様車「TX“Lパッケージ・Black Edition”」を発売
トヨタ自動車は8月3日、ランドクルーザープラドの商品改良を行うとともに、特別仕様車「TX“Lパッケージ・Black Edition”」を設定し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
[通常モデル]
■2TR-FE(2.7Lガソリン)エンジン搭載車
TX・5名乗り:362万1000円
TX・7名乗り:377万9000円
TX“Lパッケージ”・5名乗り:414万円
TX“Lパッケージ”・7名乗り:429万8000円
■1GD-FTV(2.8Lディーゼル)エンジン搭載車
TX・5名乗り:428万5000円
TX・7名乗り:444万3000円
TX“Lパッケージ”・5名乗り:481万円
TX“Lパッケージ”・7名乗り:496万8000円
TZ-G:553万円
[特別仕様車TX“Lパッケージ・Black Edition”]
■2TR-FE(2.7Lガソリン)エンジン搭載車
TX“Lパッケージ・Black Edition”・5名乗り:426万1000円
TX“Lパッケージ・Black Edition”・7名乗り:441万9000円
■1GD-FTV(2.8Lディーゼル)エンジン搭載車
TX“Lパッケージ・Black Edition”・5名乗り:493万1000円
TX“Lパッケージ・Black Edition”・7名乗り:508万9000円
今回の一部改良は、ディーゼルエンジンの出力向上や安全装備の拡充がメインメニューだ。まず1GD-FTV型2754cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジンは、ターボチャージャーをサイズアップすることにより、最高出力を従来の177ps/3400rpmから204ps/3000~3400rpmに、最大トルクを45.9kg・m/1600~2400rpmから51.0kg・m/1600~2800rpmに引き上げ、さらに力強い走りを実現。トランスミッションは従来と同様に6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速AT)を組み合わせ、TZ-Gにはパドルシフトを新設定する。駆動機構には従来と同様、マルチテレインセレクトを組み込んだフルタイム4WDシステムを採用した。
次に安全装備では、Toyota Safety Senseの機能を向上したことがトピック。プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者に対応したほか、ヨーアシスト機能付のレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能を全車に標準装備する。また、TZ-GおよびTX“Lパッケージ”には駐車場などで後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより注意を喚起するリアクロストラフィックアラートをオプション設定。さらに、機能装備としてスマートフォンとの連携を可能にした9インチのディスプレイオーディオ(DA)をオプションで用意した。
一方、特別仕様車「TX“Lパッケージ・Black Edition”」に関しては、既存のTXグレードをベースに“Lパッケージ”相当の装備を加え、さらに内外装をブラック基調でまとめる。まず外装では、ブラック塗装のラジエターグリルに漆黒メッキのグリルインナーバー、漆黒メッキのヘッドランプガーニッシュ、ピアノブラック塗装の専用フォグランプベゼル、ピアノブラック塗装の専用ルーフレール、ブラック塗装のサイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー、漆黒メッキのバックドアガーニッシュ、ブラック塗装の7.5J×18アルミホイール(タイヤサイズは265/60R18)を特別装備。そして内装では、ブラック塗装のセンタークラスターパネル&フロントカップホルダーやセンターコンソールエンドパネル、シルバー塗装のオーナメントパネルなどを特別装備した。
(提供:CAR and DRIVER)