ベントレーが最上級の新型ラグジュアリーオープンカー「コンチネンタルGT・マリナー・コンバーチブル」をフランスのサントロペで発表
英国ベントレーは7月30日(現地時間)、最高峰オープンカーの新型「コンチネンタルGT・マリナー・コンバーチブル(Continental GT Mulliner Convertible)」を、ベントレー主催のヨーロッパ・サマーツアーの一環としてフランス・サントロペの地で発表した。
ベントレーのビスポーク=注文製作を担う部門であるマリナーが手がけたコンチネンタルGT・マリナー・コンバーチブルは、6リットルW12ツインターボエンジン(635ps/900Nm)を搭載するコンチネンタルGT・コンバーチブルおよび4リットルV8ツインターボエンジン(550ps/770Nm)を搭載するコンチネンタルGT・V8コンバーチブルをベースに、最上級で特別仕立てのパーツを豊富に組み込み、ラグジュアリーオープンカーの新たなレベルに昇華させたことが特徴である。
まず外装では、フロントグリルに新設計の「ダブルダイヤモンド」を特別装備。クリスタルガラスをイメージした精緻なヘッドライトに挟まれ、誇りと威厳に満ちたフロントフェイスを創出する。さらに、マリナーのロゴが入ったサイドベントやペイント&ポリッシュ仕上げの新設計22インチ10本スポークホイールなど、スペシャルなアイテムを贅沢に装備した。また、ボディカラーは全61色を用意する。一方、オリジナルカラーで仕上げたいというユーザーは、サンプルなどを持参すれば、ベントレーの塗装スペシャリストが希望の色を特別に製作するそうだ。
次に内装については、4つのシートとドアケーシング、リアクォーター、そしてトノカバーに新デザインの「ダブルダイヤモンド」を導入したことがトピック。ひとつのダイヤモンド模様が712針で形作られ、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列される「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のステッチによって、キャビン空間をいっそう特別なものへと転調させている。また、ハンドステッチで仕上げたレザーシートにはマリナーのロゴを刺繍。キャビン全体に施されるステッチは、約40万針にも及ぶ。さらに、コントラストダイヤモンドミル仕上げのセンターコンソールには新設計のBreitling製高級時計を配置した。そして、インテリアの配色パターンは8通りを用意し、ユーザーの好みに応じて3色の選択が可能。また、7パターンのムードライティングや最上級オーディオシステム「Naim for Bentley」、豪華な化粧箱に入った革製キーなども設定している。
パワートレインは前述の通り、6リットルW12ツインターボエンジンと4リットルV8ツインターボエンジンを設定。性能面では、6リットル仕様が0→100km/h加速3.8秒、最高速度333km/h、4リットル仕様が0→100km/h加速4.1秒、最高速度318km/hと公表している。
(提供:CAR and DRIVER)