人生100年時代といわれるようになり、健康への関心が高まっています。誰しも元気に長生きしたいという願望を持っているでしょう。実はいま、入会に100万円以上かかる富裕層向けの会員制高級人間ドックが人気なのです。一般的な人間ドックと比べて、どんな違いや価値があるのでしょう。
エグゼクティブは健康のリスクマネジメントにお金をかける
社会の第一線で活躍するエグゼクティブにとって、健康維持は究極のリスクマネジメントといわれています。病気になってから健康を取り戻すのは容易ではないため、予防こそコストパフォーマンスが高いと考えているのです。エグゼクティブを意識した更衣室など高級仕様の設備や、がんの早期発見を可能にする最新の検査機器など、会員制高級人間ドックのサービスは一般の健康診断とはかなり様相が異なっています。
また、企業の成長を担うエグゼクティブが医療施設を訪れたという情報が公に出ると、その企業の先行きが不透明であるといううわさが立ちかねません。他の患者との接触が少なく、プライバシーを守る施設であれば、情報管理という面でも安心です。
最先端の検査で不治の病の元を早期発見する
会員制高級人間ドックといっても、施設ごとに特徴があります。ここで、注目の施設やサービスを紹介しましょう。以下、文中の金額はいずれも税別です。
SBIメディック
東京駅を見下ろす好立地にあるSBIメディックは、早期発見、早期治療のためのトータルケアにこだわり、高性能の医療機器を積極的に導入しています。
たとえば、早期発見が難しく、予後の悪いがんとして知られるすい臓がんの検査があります。すい臓がんの早期発見に有効といわれている「MRCP(磁気共鳴胆管膵管撮影)検査」を導入することで、すい臓がんの一歩手前の段階で発見できるといわれています。
また、血液検査だけでステージ0やグレーゾーンレベルのがん、早期のアルツハイマー型認知症を判別できるという「ミアテスト」も採用。がんに続く、日本三大疾病である心疾患、脳血管疾患に早めに手を打てるMRIによる検査も充実しています。アンチエイジングにも注力しており、人間ドックの合間に気軽に施術が受けられます。
エグゼクティブ用の更衣室やラウンジ、リカバリールーム、カウンセリングルーム、専用通路などを完備する高級な仕様も、うれしいところでしょう。
SBIメディックの入会金は150万円、年会費は50万円となっています。
聖路加メディローカス 会員制健康サポート
聖路加メディローカスも、東京・大手町駅直結という便利なロケーションです。人間ドックと運動サポートを連携させているのが特徴です。人間ドックでの健診結果から、改善プランを作成し、実際にフィットネス機器を使いながら中長期的な視点で運動サポートを受けることで、健康増進を目指します。
また、必要に応じた情報連携も特徴です。たとえば、人間ドックの結果、専門的な治療が必要と分かった場合は、聖路加国際病院を中心に適切な医療機関と連携します。聖路加国際病院とスタッフや情報を連携するスムーズな体制を構築することで、会員の健康をサポートしているのです。
聖路加メディローカスの会員制基本サポートは、入会金が180万円、年間費が60万円。会費の中には人間ドックの受診料のほか、フィットネスの利用料も含まれています。
ロイヤルメディカルクラブ
ロイヤルメディカルクラブは、東京・新宿区にあるリーガロイヤルホテル東京の5階にあります。早稲田大学の大隈庭園が見える落ち着いた雰囲気の施設です。予防医療と老年医療をテーマにしています。
年に2回の健康診断を、東京女子医科大学の教授を中心とする医師やスタッフが担当するのが特徴。女性会員を対象にした検査に力も入れています。特に、経験豊富な女性医師チームによる乳がん治療や婦人科検診の水準には自信を持っています。
ロイヤルメディカルクラブの入会金は50万円、年2回の人間ドックを含む年間費は20万円となっています。このほか、退会時に無利息で返還される預託金50万円が必要です。
健康を戦略的に維持管理する時代に
多忙なエグゼクティブにとって、人間ドックに要する時間は価値あるものでなくてはなりません。少人数の会員制だからできる行き届いた対応は、会員制人間ドックだからこそ。
もし健康診断、定期健診に苦手意識を持っているのであれば、利用価値は高まるでしょう。健康という何にも代えがたい財産を、戦略的に維持管理するために投資する時代になっています。その投資価値はまさに無限大と言えるのです。(提供:JPRIME)
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