日々是相場 -夕刊- 2020年9月10日(木)
日経平均 23,235.47 円 △ 202.93 円
≪東証一部≫
売買高 11億5,119万株
売買代金 2兆1663億3600万円
値上り銘柄数 1,523 銘柄
値下り銘柄数 562 銘柄
騰落レシオ(25日) 112.39 % △ 4.53 %
為替 1ドル=106.12 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高を受けて買い先行も上値は重い
米国株が大きく反発となったことから買い先行となった。ただ、寄り付きの買い戻しが一巡となると積極的に買い上がる買い手もおらず、上値の重さを嫌気して上げ幅縮小となった。物色対象も絞りきれず、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えての持高調整の売り買いが中心となっていたようだ。
昼の時間帯には先物に買い戻しも見られ、後場に入ると一段高となる場面もあった。あだ、前場の高値を抜けるということでもなく、堅調ながらも方向感に乏しい展開となった。引けを意識する時間帯には先物主導で買い戻しを急ぐ動きもみられたが、上値は限られた。ただ、売り急ぐ動きもなく高値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものも多く、総じてみると冴えない展開となった。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調ながらも上値の重い展開となった。先物は9月限月が最終売買日ということで乗り換えの売り買いなど持高調整の売り買いが中心で、指数を大きく動かす場面もほとんど見られなかった。
米国株高を受けて買われたが、買い戻しが中心で上値の重い展開となった。先物の最終売買日ということで持高調整の売り買いが中心であり、積極的に買い上がる動きもなければ、売り急ぐ動きもないという感じだった。9月の配当取りの動きも出てくるのだろうが、現物売りの先物買いの動きが中心となりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
25日移動平均線のサポートを確認した形だが、上値も重く、まだまだ調整が続きそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
明日は先物・オプションSQ(特別清算指数)算出であり、明日のSQから相場が変わるということもありそうだ。9月末の配当取りの動きも出てきそうで、現物株売り、先物買いの動きも出てきそうで、明日のSQから波乱となるのではないかと思う。
いったん下向きになると一方向に動きやすく、シルバーウィークの連休まで安いのではないかと思う。例年9月中旬や下旬からは堅調な地合いとなることも多いのだが、配当取りの動きで先物の動きに注意が必要だ。
先物は明日から指標銘柄が12月限月となるが、配当落ちまでは130円から140円程度(あるいは150円程度か?)先物の方が安い状況が続くことになる。そして、現物売り、先物買いの動きで、指数を大きく振り回すこともありそうだ。
SQまで堅調な地合いが続くということになると、逆に売りから持高調整が始まるということになりそうで、いったん下値を試す動きになって来ると思う。
(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介